とある空きビルで、奇妙な現象が起きるという噂を聞いた・・・・・・。
その噂を確かめるために、ビルへ行ってみることにした。
細い路地を抜けた所に、そのビルは存在していた。
ビルの中は、彼方此方に塵が散乱していて、足の踏み場がない程・・・・・。
奥の方に階段を見つけたので、そこから2階の方に上がってみることにした。
途中で、何か人の気配を感じたような気がした。
誰かに見られているようなそんな気配が・・・・・。
噂というのは、この階段で奇妙な現象が起きるというのだが・・・・・・・
見た所、何ともない只の階段のように見える。
脇に非常階段という看板がある。
実は、この非常階段を上まで昇ると、下に降りることが出来ないというのだ。
幾ら降りて行っても、グルグルと同じ階を回ってしまうという・・・・・・。
突然、何かに引き寄せられるようにドアを開けた・・・・・。
そこで見たものは・・・・・・。
このビルに入って行く自分の後ろ姿だったのだ。
危険を感じ、慌てて階段を駆け降りた。
後ろを見てはいけない。
そう思いながら・・・・
もし、あのまま上まで昇っていたら、噂通りになっていたかも知れません・・・・・・・・・・・・。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話