中編3
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〜 死後の世界 〜

死…それは、絶対に逃れられない必ず訪れる恐怖

命あるものは、いずれ死ぬ…

死は遠い未来の出来事だと思ってる人は少なくはないだろう

しかし、死とは身近に存在している

そう…今年30歳を迎える俺にも起こりうる事だ

いつ死ぬか分からない

もしかしたら明日かもしれない…

それくらい死とは身近なものだ

ならば精一杯生きて悔いの残らない人生を歩もう

しかし無職の俺は金が無い…

金が無いと人生を楽しむ事が出来ない世の中

でも働くのは面倒だ

親からも毎月1万円しか小遣いを貰えない

この1万円で人生を最大限に楽しむにはパチンコで増やすしかない

そう… 俺の夢はパチンコで贅沢をして人生を最大限に楽しむだ

こんな壮大な夢を胸に秘めて、俺はパチ屋へと向かった

パチンコで大儲けして贅沢三昧

それが俺の夢だ

しかし、毎月 親から1万円の小遣いしかもらえない

1万円で勝つのは、かなり難しい

しかも負けたら、次の小遣い日まで一文無しになってしまう

そんな大きなリスクをかかえながらも俺は毎月パチンコ勝負してるんだ

リスクを恐れてたら何も始まらない

世の中の成功者は、危険なリスクも乗り越えて成功を掴んでるんだ

だから俺も、そのリスクを乗り越えて一回り成長した立派な大人になってみせる

しかし、俺のパチンコ勝負も勝てない日々が続いている

どうしたらいいのだろうか…

俺は答えを見つける為に親に相談してみる事にした

そして俺は、人生を最大限に楽しむ為に親に相談しに向かった

でも、本当は相談なんてしたくなかった

相談は弱味を見せるという事

男として弱味を見せるなんて俺のプライドが許さなかった

しかし、いつまでもプライドを守ってたら先へ進めない

時には人を頼る事も必要だと考え、親に相談する決意をしたんだ

俺「父さん、母さん… 相談があるんだけど…」

父・母「どうしたの?」

俺「あのさ〜、1ヶ月の小遣いを2万円に増やして欲しいんだよ」

父「なに? 働きもしないで小遣い貰えるだけ有り難く思え! 1万円で不満なら早く仕事を見つけなさい!」

母「そうよ。本気で探す気があれば、仕事なんて見つかるでしょ」

父「とにかく、小遣いは1万以上あげるつもりは無い!」

俺「もういいよ! 小遣い2万くれたら真面目に働こうと思ってたのに!! もう働く気なくした!!」

俺は悔し涙を我慢しながら部屋へ戻った

親に相談した俺がバカだった…

なんの解決方法も見つからず、俺は絶望した…

こうなったら、小遣い1万円で何とか頑張るしかない

そう心に決めた

そして夜…

父さんはお風呂、母さんがTVに熱中している隙を見てばれないよう忍び足で一階に降りた

ソロソロと親の寝室に忍び込み、父さんのバッグから財布を

取り出し、入っていた三万円をガメた

(ふん…たったの一万円のお小遣いを増やしてくれなかった父さんが悪いんだ…)

それから2人が寝付く夜中まで待った

幸い父さんはお金を盗んだ事に気づいていないようだ

2人は早めに寝ついた…

(よしまだパチ屋はいける)

そしてゆっくりと玄関をあけいざパチ屋へ

向かおうとした瞬間

キキーッ

バガァアッン

「え…」

身体が、宙に、浮いている

一瞬何が起こったかわからなかったが

前方に猛スピードで走りさる車と地面に叩きつけられた激しい激痛で理解した

まだ、三万円使ってない

まだ三万円使ってない…!!!

そんな事を思いながらやはり効果の渦の中意識が薄れていくのであった

「た、たすけ…」

ー完ー

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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