短編1
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不浄のBlu-ray

久々にレンタルショップから、洋画をBlu-rayで借りてきた。

部屋について横になって漫画を読んだあと、とりあえず洋画を観たが、予想に反してあまり面白くなかった。

アクビをしながら後半のあたりを観ている途中、知り合いから電話の着信があった。

なんだこんな時間に?と思って電話に出ると

「今どこにいる?何をしている?」

知り合いは悲鳴にも近いような口調で何度も叫んだ。

唖然としつつ、こちらからも何度も問いかけたが、聞こえてるのか聞こえてないのか、一方的に電話を切られた。

改めて何度電話しても二度と出ない。

急ぎならまた電話してくるだろうと思って、途中で停止していた映画の画面を見ると

場面が知らない内に切り替わっていて、どこかの山道を歩いているシーンになっていた。

しかも、洋画のはずなのに、古ぼけた神社が映し出されている。

怪訝に思いながらも、身を乗り出して画面を観ていると、修行僧らしき人が奥の方から近づいてきた。

その修行僧は無言で俺の背後を指差した。

つられて思わず振り向くと

いつの間にか俺の部屋の隅に、白装束を着た人達が立っていた。

仏教の大僧正だけが知っている高度な呪文を使わないと、彼らには全く太刀打ちできないらしい。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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