短編2
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赤ん坊

久々の投稿なので誤字、脱字をお許し下さい。

これは友達の姉が体験した話です。

(ここからは友達の姉の目線で話します)

これは私が19歳の時の話しです。

私は両親と3階建ての一軒家で暮らしていました。

1階がリビング、2階が両親の部屋、3階が私の部屋でした。

ある夜、私は奇妙な音で目が覚めました。

寝ぼけたままその音に耳を傾けていると

トン、トン、トン、トン

誰かがゆっくりと1階から2階に通じる階段を登ってきているのです。

父か母だろうと思い、あまり気にはしませんでした。

今思えば、それにしては足音が小さかったと思います。

2階は右に行くと両親の部屋、左に行くと3階に通じる階段があるのですが、その足音は左へ近づいてきました。

その瞬間異変に気付きました。

両親ならば、右へ行くはずです。

私は布団にくるまったまま、その音を聞いていました。

その瞬間、2階から3階に通じる階段の前で足音がとまりました。

そしてホッとした次の瞬間。

ダダダダダダンッッ

あきらかに3階へ向かってくる音でした。

しかも四つん這いで上って来ているのが、音で伝わってきます。

もう意識がとびそうでした。

とりあえず反射的に布団にもぐりこみ、息をひそめていました。

3階には2部屋あり、1つは物置にしている部屋と、もう1つは私の部屋です。

「お願いだから私の部屋にはこないで…!」

そう思ったその時、

ギキィィ゙ー…

自分の部屋のドアがあきました。

私は必死に寝たふりを演じていました。

それからしばらく経ちましたが、何も起こりません。

私はうっすらと目をあけて驚愕しました。

暗闇の中、自分の目の前には四つん這いの首のない赤ん坊がいました。

そこでプツンと私の意識は途切れました。

そして、何もなかったように朝がきました。

でも私には薄々、赤ん坊の正体に気付いていました。

私は以前、赤ちゃんをおろした事があったのですが、どうして首がなかったのかは未だに分かりません。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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