短編2
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これは二十歳に一人暮らしを始めた時の話です。

その頃居酒屋のバイトをしていたのですが、あまり稼いでたわけじゃないので安いところを探していた時に、ちょうどいいところを見つけたのですぐそこに決めました。そこは駅からも割と近く場所的に決して不便な場所ではありませんでした。

その日はいつも通りバイトを終えて家路に着いた時でした。台所のちょうど料理作るキッチンの前がアパートの廊下になってるんですけど、キッチンの前が曇りガラスになっているんですね、それでそこに人の頭の陰が見えたんです。

あれっ誰か来たのかなって思ったんだけど時間は午前3時。

なぜか怖くなってこっちが見えないようにしゃがんで様子を見てたんだけど、いつの間にかその陰はどっかに行っちゃってとりあえず安心したんだけど何かあったら嫌だからちゃんと戸締まりの確認をして寝た。

疲れたからそのまま寝ちゃってて気づいたら40分くらいしかたってない。水を飲もうとしてキッチンに言ったら… 何かと目があった。

何かいる。

閉めたはずの窓に女の顔があった。

笑ってた。

怖くなってそのまま布団に潜り込んだ。

それから午前10時に目が覚めて、あぁ夢かと思ってキッチンに行ったら案の定窓は閉まってた。

安心して布団のある部屋に戻ったら押し入れの何かと目があった。

とっさに部屋をでた!

何かわからなかったけど部屋をでなきゃって思ったんだ!

その後友達に一緒に家に来てもらって家中色々調べたんだけど、何もなかった。

でも何故かここにはもういられないと思って2週間友達の家に泊めてもらいその後引っ越した。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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