短編2
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あの年頃 2

以前に投稿させてもらった者ですが、あの話には、パターンがありますので、それも書いておきたいと思います。

小学三年の頃、学校で先生との三者面談というのがあり、そこで、宿題を一切しないと母にチクられた。

当時の小学校〜といっても私の行っていたところくらいだろう〜宿題といっても本読み3回とかいう本当に平和な小学校だった。

テストも抜き打ち当たり前で、それについて誰も文句を言う者がいなかった。

本読みなんて誰がやるものかと、学校から帰ったら、すぐさま外に出ては遊びほうけていたものだった。

その母のチクリによって、一応はポーズを見せなければいけないと思い、机の上で、宿題の本読みをするのだが、

国語の教科書に書いてあること程、おもしろくないものはこの世に存在しない。

2ページ読むか読まないかの所で、教科書を枕にうつ伏せの状態で寝てしまったのだ。

当時はおかしなことに、寝ていても、(目をつむっていても)目の前のものが見えるということがあった。

その時にもこれと同じことが起きたのであるが。

教科書を枕に寝ているため、ページに書かれてある文字が、どんどん大きくなり、

そして、これは今でもトラウマのようになってしまってはいるが、文字が怖いのだ。

「は?」なんて方もおられるだろう。そう、ふだん見る文字に関しては恐怖は感じないのだが、

最近小説を読んでいて、それは長編小説なのだが、以前に比べると、現在は文字が大きくなっていて、昔のを読んでから、最近のを読んだのだ。すると・・・・・・

背筋に恐怖が走り抜ける。

ゾクゾクゾク・・・・・!

これと同じことが、当時眠っている私に起きたのだ。

ちょうど文字と白い紙の部分の隙間・・・・・・隙間なんてないのだが、なにかそこの部分から、異様な恐怖を感じるのである。

そんな時、自分の見ている世界がなにか、水の中にいるかのような感覚に襲われる。

そして「はっ」と起きるのではあるが、

最近はないが、当時はこんなことが度々起きた。

まあ、だからといってなんだといわれれば、仕方のないことではあるが、

こんな私もいたということです。

じゃ、またね。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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