短編2
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金縛り

中学2年の時です。

夜寝ようと布団の中に入りました。

当時、両親の間で川の字で寝てたんですが…。

布団に入ってすぐ

体が動かない!

初めてかかる金縛りにそれとは分からず軽いパニック状態。

助けを呼ぼうにも声が出ない!

その状態が体感的に10分程続き(多分実際は1~2分)半ばあきらめていました。

すると私の右手人差し指を誰かが握っている。

人差し指をしっかり5本の指で…。

『赤ちゃんや』

そう思った瞬間、ラジオのチューニングを合わせる時のような音が大音量で聞こえてきました。

パニック全開です。

唯一動く目を極限まで左右に動かして両親を見ました。

熟睡。

『こんなうるさいのになんで寝てんねん!』

思いはすれども声が出ない。

じっと目をつぶってやり過ごそうとしていると…

キャッ、キャッ

タタタタ…

私の頭の周りを小さな子供が笑いながら走り回ってる声と足音が…。

もう怖すぎて反対に無我の境地。

ただギュッと目をつぶってそれを聞いていました。

が、しばらくして

「おまえをごろじでやる」

地をはうような女性のガラガラした声が耳元で私に言いました。

その瞬間

「うわーーーっ!!」

体が動き、声もでました。

相変わらず両親は熟睡でしたが。

その後怖くて頭まですっぽり布団をかぶり、しばらくは震えながら起きてましたが次気づいた時は何事もなく朝を迎えていました。

母親に

「夕べこんなん、こんなんで私殺されるかも知れへん」

訴えたところ

「気のせい」

の一言で済まされ、学校に行って友達に

「夕べこんなん、こんなんで私殺されるかも知れへん」

訴えたところ笑いとばされ…。

十数年たった今

おかげ様でとても元気に過ごしております。

怖い話投稿:ホラーテラー しーちゃんママさん  

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