短編2
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同僚の話3

誤字脱字多くてすいません。

これも同じSさんから聞いた話です。

Sさんは高校卒業して間もない頃、

温泉旅館に住み込み従業員として働いていたそうです。

ある朝、廊下の向こうから先輩の仲居さんが歩いて来たので

「おはようございます。」と挨拶したら、

無言ですごい形相で睨みつけられたそうです。

元々、苦手な先輩だったので、

気にせずに歩き去ろうとしました。

その時「S君、あんた線香臭いよ。」と言われたそうです。

意味が分からず、言葉の真意を尋ねると、

あんたの葬式で線香が上がっているよ=もうすぐ、あんたは死ぬよ

と言われたそうです。

すごく霊感が強い先輩だってので、

何か特別な物が見えたのでしょうか?

しかしSさんはどうしてよいか分からず、

そのままにしてしまったそうです。

それから数日後、1年に1回旅館のお祓いをしてくださる方が

来た際にも

廊下ですれ違った際に

じーっと見つめられた後に

「あんちゃん、あんたもう少ししたら死ぬよ。」と言われたそうです。

Sさんは途方に暮れましたが、

その方に頼んで、お祓いをしてもらったそうです。

その方はいわゆる霊媒師を生業としていた方ではなく、

請われた時だけお祓いをする他に本業の仕事をされている方だったそうです。

(お金目当ての胡散臭い霊媒師ではなかったそうです。)

お礼は気持ちでいいと言われ、5000円を包んだそうです。

その際に聞いた話では、稀にその方でも祓えない

霊に出くわすと、

昔の中国の位の高いお坊さんの霊を呼びだして、祓ってもらう事があると話してくれたそうです。

その後、Sさんは何事も無かったそうです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名 ぽんぽこさん  

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