実際に見た夢の話です。
-----○-----○-----
私と友人2人(男)と見知らぬ女の子3人(夢の中では友達っぽい)、計6人で韓国旅行に行っていました。
ホテルに着いてチェックインをすまし、部屋(確か8Fだった?)でゆっくりしていました。
しばらくしてトイレに行きたくなり、部屋の前にあるトイレに入ったのですが、メチャクチャ汚かったので違うトイレを探すことにしました。
トイレを探して1階下に降りると、メチャクチャ綺麗で広い部屋があり、私はそこに入りました。
部屋の中には何もなく、ただ真っ白な空間の真ん中にピアノが置いてあるだけでした。
そのピアノを金髪でお嬢様風な女性が独りで弾いていました。
その女性は私に気づくと、ニコっとはにかんできました。
「綺麗な人だな~話しかけてみようかな?」
とか思っていると、部屋の端っこにトイレが3つあるのに気付きました。
ラッキーと思って、真ん中のトイレに入りました。
トイレをすまして出ると、いつのまにかその女性の周りをたくさんの男が囲んでいました
。
男はみんな、女性のピアノにうっとりしています。
しかし、私がトイレから出た瞬間、その男たちが一斉に私の方を振り向きました。
急にその場がざわ…さわ…し出しました。
「うわ~もう終わりだ~!」
「お前何てことをしてくれたんだ!(私に向かって。)」
「早く逃げろ!」
と男たちが騒ぎだしました。
「オレなんか悪いことしたんかな??」
と思っていると、
バァーン
と、私が入った隣のトイレが開き、その中から…
見た目はどう見ても金正日なんですが…
バイオハザードみたいな歩き方をしたゾンビが出てきました。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
メッチャ怖かったんでとにかく逃げ出しました。
でもそのゾンビが尋常じゃない速さで追いかけてきたので、
その場にあった椅子で、頭をガツンと殴りました。
ゾンビの頭がグチャグチャになりました。
でも全然弱らないので、とにかく全力で逃げました。
そして何とか逃げ切て膝に手をついて息をきらしていると、隣で見知らぬ男が同じ体勢でハァハァ言ってました。
その男の人がしゃべり出しました。
「あいつの名前はパキスタン。
あの部屋のトイレに封印されていたのだが、お前があそこのトイレを使った事によって封印が解かれてしまったのだ…!」
だったら使用禁止とか書いて厳重に管理しとけよ…。
てか何で金正日なのにパキスタン??
とかいろいろツッコミたかったのですが、とにかく私はとんでもなくやばい事をしてしまったみたいです。
すると急に、隣にあったエレベーターが動きだしました。
階数表示(デジタル)の所をみると、そこには数字ではなく「パ」と出ていました。
「ヤバい!!パキスタンが来るぞ!!!!!」
と言って、男の人が逃げ出しました。
私もメッチャ怖かったのですぐに部屋に逃げ帰りました。
部屋の中には友人2人(男)がいて、女の子はいませんでした。
とりあえず2人に、パキスタンの事を話しました。
しばらくして3人の女の子も帰ってきて、しばらく部屋に隠れていることにしました。
女の子には、怖がらせないためにパキスタンの事は隠しておきました。
さらに時間が経ち、喉が渇いてきたので男3人で飲み物を買いに行くことにしました。
そして部屋のドアを開けると…
廊下のすぐそこにパキスタンがいました。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
と悲鳴をあげて、女の子3人を見捨てて逃げ出しました。
エレベーターまでダッシュし、恐怖のあまりボタンを連打しました 。
すると、階数表示(デジタル)の所に「パ」の文字が…!
「やべぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
メッチャ怖くなって、とにかく無我夢中で他のエレベーターを探しました。
そして何とかエレベーターに乗り込み、ダッシュでホテルを脱出しました。
夜の韓国の町中を3人で走り続けました…。
もうどこを走っているのかわからなくなりました。
そこに1軒のホテルを見つけました。
とりあえず入ってみると、そこは和風のホテルでした。
そこに泊まることに決めて、チェックインをすまし、エレベーターに乗りました。
しかし、何度ボタンを押してもエレベーターが動きません。
変だな~って思ってたら急にエレベーターの扉が開きました…。
そこから入ってきたのは…
着物を着たおかみさんでした。見た感じ従業員っぽかったです。
しかしそのおかみさんは酷く無愛想で、客の私達がいるのに無表情のまま背を向けて来ました。
「なんだこの人…いらっしゃいませくらい言えよ。」
と思った瞬間でした…!!!
おかみさんの首がクルっと180度回転し、
私の首筋に噛みついてきました。
「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
という悲鳴と共に、
目の前が真っ暗になりました…。
次に目が覚めると…
現実に帰っていました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話