短編2
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ラーメンババァ

これは以前に投稿した『座敷オヤジ』と同じくT君の実家の話しです。よかったら『ポニテ萌え』で検索してみてください。一発ですw

 

これはT君の実家に2・3日滞在したというラーメンババァの話しです。

 

ある日T君が学校から帰ってきて、兄貴の部屋のカーテンが妙に膨らんでいるのを見つけたそうだ。

子供がよくやる様な、誰かが隠れてるみたいなその膨らみに、T君は思いきってカーテンをめくった。

 

そこには何故か般若の様な顔をしたババァがこちらをガン見しながら、インスタントラーメンを硬いままバリボリ貪り、カスをめちゃくちゃ零していたそうだ。 

T君はそんなババァを至近距離で見てしまい、慌ててカーテンを閉めた。

今のは何だと思い再びカーテンを開けるともうババァは消えていて、下にもカスは落ちていなかったそうだ。

 

T君は友達の霊感の強いイケメンのSさんに電話をして来てもらった。

Sさんに先程の事を話すとSさんはネタだと笑い、カレー食べてる途中なのにチャリ激コギして損したと抗議したそうだ(笑)

 

悪いと思ったT君はSさんと二人でカップ麺でも食べようかと台所に行き、食べ物を保管している所のカーテンをめくると…。

また般若の顔をしたババァがガン見をしながら硬いままのラーメンを貪り食っていたそうだ(笑)

 

ババァは出会う度にラーメンを貪り食ってはいるけど、家にあるラーメンは減らなくて、T君が言うにはあのババァは持参した魔界のラーメンを食べているんだってさ(笑)

 

ある日台所のカーテンをめくったらまたババァがラーメンを貪り食っていて、うんざりしたT君はインスタントラーメンを台所のテーブルに一つ置いておいた。

いつのまにか置いていたラーメンは消えていて、以来ババァも見かけなくなったそうな。

 

T君は語る…きっと現世のラーメンを食べて成仏したのだろうと(笑)

 

長すまなかった。

T君からは色々と話しは聞くけど、俺はこの話しを爆笑した。

怖い話投稿:ホラーテラー ポニテ萌えさん  

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