中編3
  • 表示切替
  • 使い方

隣人

一昨年あった不思議な出来事…

一昨年の11月29日…

僕はインフルエンザにかかり熱がかなり高かった。

トイレに立つにも体が痛くツラかった…

近所に住む母がお粥を作りに来てくれていた。

ピンポーンとインターホンがなり、体が痛いながら玄関に出向いた…

『○○警察署の者です。今日はお隣にすむ、○○さんの事で2、3お聴きしたいことがありまして…』

と…

全く状況が飲み込めないでいると、

『○○墓地でSさん(隣人)の車が昨日から停まっておりまして、捜しているのですが…』

と…

僕は昨日から停車しているだけでなんでこんなに大袈裟に捜すんだ?

と思いながら、

『昨日見ましたよ。車で出掛けていきましたね…洗濯物をしてるときに会釈されましたから…』

と伝えたら。

『そうですか…それはSさん本人ですよね?』

とかえってきたので

『さぁ?一度引っ越し挨拶に来たときにあっただけなので…』

と答えて、

『すみませんが熱出てるので、いいですか?』

と帰ってもらいました…

また熱が上がっていた…

11月30日…

まだ熱は出ていた…

ピンポーン…

今度は何だ?

と思いながら、少し楽になった体を起こした。

『○○警察署の者です。Sさんの事でちょっとお聞きしたいことが…』

またか…

『Sさんが○○山中で亡くなられていまして…』

『はい?』

僕は自分でも聞いたことのないような声を出した。

だって車のあった墓地からその山はえらく遠くて、電車はない、バスも数回乗り継ぎ、タクシーで行ったら高すぎるであろう場所…

『驚かれましたよね?

28日に見かけられたと聞きまして、その時Sさんはお一人でしたか?』

『はい…1人でSさんの車に乗って出掛けたみたいです。』

『その時Sさんは何か持っていましたか?』

『セカンドバッグみたいな黒い鞄を…』

『そうですか…分かりました、またお伺いたてるかと思いますが、ご協力お願いします』

という会話をしました。

何だか雲行きの怪しい話になってきていると思った…

隣の家には何台も警察関係の車が来ていた…

12月2日…

もう熱もなくなり、

だいぶ体調も良くなった。

隣のSさんはどうなったんだろう?

またピンポーン…と

警察関係者が来た。

もう驚かなくなっていた…

ところが話を聞いて怖くなってきた…

『Sさんの事でなんですが…

Sさんを最後に見たのは28日で間違いないでしょうか?』

『はい…顔は見てないんですが、多分Sさんだと思いますが…』

『実はですね…検死等の結果Sさんは26日に亡くなられてるんです』

『はぁ?』

意味が分かりません…

『アナタや新聞屋の話では28日まで生きていたことになってしまうんです』

『…?』

新聞屋の話では28日の夕方にしばらく家を空けるから新聞を止めて欲しいとSさんから連絡が来たそうです。

『Sさんではなく、違う人を見たんじゃないですか?28日以降隣に出入りしている人を見かけませんでしたか?』

何故かまくし立てられている気持ちになりながら、頭を整理しようとしたが…

まったく訳が分からなくなった…

隣では指紋を採ったりと慌ただしく警察関係者の動きがある…

僕は

『何かの事件に巻き込まれたと言うことなんですか?』

と聞いてみたが…

『まだお答えできません』

とかえってきた…

それからは、

何事もなかったかのように数ヶ月経った…

あれから警察が来ることも、何かを知らせる記事も新聞に載らないまま…

年が明けて2月…

Sさんの家族?が荷物を引き取りに来ていた…

しかも普通乗用車で…

布団や傘立てを車に積んで出て行った。

またモヤモヤが増えた。

Sさんが引っ越してきたのが8月、亡くなったのが11月…

荷物は普通乗用車に乗ってしまう程度…

どんな生活をしていたのかも、

何故亡くなったのかも、

いつ亡くなったのかも、

一体僕が見たSさんの車に乗った人が誰だったのかも解らない…

気持ちの悪い本当にあった出来事…

長くなり、文列も下手くそなのに見てくれてありがとうございました。

怖くなくてゴメンナサイ…

皆様はこの話どうなってると思いますか?

怖い話投稿:ホラーテラー ルシファさん  

Concrete 59189e6fb4d79119a63e92183ffb92aeb8f46031afd97d5db060811ce15c35e6
閲覧数コメント怖い
3721
2
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ