短編2
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真夜中の来訪者?

これは今から1年以上前の出来事です。

当時地元を離れて暮らしていた私は、ある下宿の一室を間借りしていました。

仕事を終えた後に友人と遊んできた私は、疲れていた事もあってベッドに入るとすぐに寝入ってしまいました。

フッと目が覚めました。

まだ真っ暗で、それほど時間は経っていないようでした。

その時

カチャッ

誰かが部屋のドアを開けたような音。

他の住人であれば間違いなく声を掛ける筈ですが、この時は違いました。

ドアの隙間から私の方を見ている様な視線。

(なんだ、無礼な奴だな…誰だ?)

と、体を起こそうとしたのですが、何故か力が入らず動きません。

変だなと思った瞬間、凄まじい悪寒と鳥肌に襲われました。

体は石化したように固まって、全く動きません。

(これが金縛りというヤツか…!!)

そう思ったのも束の間。

得体の知れない気配が私のすぐ傍まで来たかと思うと、掛け布団がズルズルと引っ張られ始めました。

叫ぼうにも声は出ない。

(コノ野郎、来るんじゃねぇ!どっか行きやがれチクショー!!)

心の中で必死に思いつく限りの罵詈雑言を見えない『何か』に向かって浴びせかけました。

すると、フッと楽になって体が自由を取り戻しました。

そこにはもう何もおらず、部屋のドアもしっかりと閉まったままでした。

その後は何事も無く朝までグッスリ眠れました。

アレは一体何だったのでしょうか。

20歳まで霊体験をしなければ以後安泰と噂に聞きますが、私は20歳をとっくに通り越しています。

実はこれより数週間前、私は初めての霊体験をしました。

霊感のある友人と一緒にいた時に、後ろから女性らしき気配がついてきたという程度です。

それと関係あるのかは判りませんが、とにかく本気でビックリした出来事でした。

最後まで読んで頂き、有り難う御座います。

怖い話投稿:ホラーテラー 龍さん  

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