短編1
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奇祭

供養祭で、毎年11月30日に鮭の上がって来る川の鮭留め場で行われる。

藩政時代、ある武士が飢餓に苦しむ村人のために留めを破って鮭を自由に捕らせた。

その罪で11月30日に武士は逆さ磔(はりつけ)の刑となり無惨に処刑された。

祭りで逆さ磔になった武士を形どり、Y字型の木に荒縄で巻きつけた藁人形を川の鮭留め場のほとりに立てる。

朝獲れた一番鮭から雌雄一対を選んで祭壇に捧げて供養する。

人形は鮭漁の終わる2月末まで祀られる。

武士の死後、鮭が川に上がって来なくなり、武士の遺体を掘り出して供養したところ、また鮭が来るようになったと云われている。

それ以降、その時代から現在も続いている。

以前に若者たち数人が肝試しをしてY字型の木に荒縄で巻きつけた人形にイタズラした後、相次いで不審死や難病にかかったことがあった。

祟りかもしれないと言われている。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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