短編1
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黒影

初めての投稿なので駄文は見逃して下さい。

今から6年くらい前、私が小学校5年生の頃だったと思います。

違う小学校に転入して一年経ち、学校生活も楽しく過ごしていました。そんな、5年生になったばかりのある日、転入生がやって来ました。

明るく、面白い、イラストの上手な子でした。その子と仲良くなり日々は更に色が溢れていました。故に、その子に私は依存に近い症状で関わっていました。

今はもう友達でも何でも在りませんけれどね。

その子の家に行った、とある夕暮れ。彼女は自分の家には幽霊が出る、と言い出しました。その頃から莫迦な私はその子の話を何もかも信じていました。

「いっつも黒い影?を見るんだ。今度どんな顔してるかみてやるSI☆」

「そうなんだー!」

彼女のその話のせいでしょう。私はその日の夜、隣の部屋へ行こうと思い、廊下を歩いていた所、隣の部屋の入り口近くの洗面所に黒い影が私を見て逃げるように素早く動くのを見ました。

(……ったく、弟か。脅かそうなんて100年早い。)

そう思い早足で通り過ぎると誰も居ません。扉を開けて部屋に入れば弟の姿が。

暗かったから見間違えた?違う、確かに見た。

動いていた。

しかし、夢のような気もして仕方無く。今まで姉と数人にしか話しませんでした。

今は何事も無い、日々です。

怖い話投稿:ホラーテラー 廃音さん  

Concrete
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