短編2
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赤い影

さっき、僕が仕事から家に帰った時うちのお婆ちゃんがリビングで震えていました。

僕はお婆ちゃんに、どうしたの?なんかあったの?と聞くと、お婆ちゃんは怯えながら話してくれました。

以下お婆ちゃんの言葉です。

さ、さっき夢を見たのよ……自分の家に居る夢………そしたら玄関のモザイク調のドアの向こうで赤い服の影が見えたの。

その赤い陰は、かなり長身で三角帽の様なものを被っていたの…………。

何かな?と思って見ていると、その赤い影が近付いてきて喋ったの。

○○だよ(僕の名前)開けて

私が、確かに○○の声だわ!

と思い玄関に近づくと後ろからガバッ!と抱かれたので振り返ると、そこにあった姿は○○だったの………。

○○は、あれは違う!あれは違う!あれは違う!と連呼してたわ

○○の姿を見て安心したのも束の間、一気に血の気が引いた感覚に襲われたの

じゃああの赤い影は何!?

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄玄関のドアに振り返るとそこには赤い影はいなかったそうですが、息苦しくなり目が覚めたそうです。

僕は一瞬、背が高くて帽子を被ってるってまるで八尺様かよ!!笑

っておもいましたが、お婆ちゃんの震えが未だ収まっていないので笑え無くなっています。

後、もしあの夢で僕が引き止めてなかったらどうなっていたかと思うとゾッとします。

二時間くらい経ちましたが、未だお婆ちゃんは怯えています。

怖い話投稿:ホラーテラー あたまさん  

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