中編5
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無限ループ

ある夜のこと…一人の若い医師は宿直室で熱心にキーボードを叩いていた。

何でも、心霊などを扱うオカルトサイトに投稿するためだ。

医師は話を何度も練り直しながら必死でキーボードを叩いた。

……………………

……………………

……………………

…俺は高校2年生。

今通っている学校に奇妙な噂がたつことがあるので、投稿させてもらった。

幸福の飴…という飴がこの世に存在するらしい…

と俺達の通っていた学校では話題になっていた。

その飴を食べた者は

「ひどいいじめにあっていて、ついに自殺未遂をした者がいた。そんな中、彼は幸運にも飴を食べることができた。彼は、『死ぬくらいなら、学校なんて辞めてやる』と学校を辞め、しにもの狂いで勉強し見事大検を突破。さらには一流国立大学に合格した」

…といった具合だ。

その飴を配るばあさんが、校門前に出没する…というのである。

俺のクラスにAというみんなからの嫌われ者がいた。

Aは自己中、せっかち、天邪鬼の三拍子そろったクラスの嫌われ者だった。

そのAが飴玉ばあさんの噂を聞きつけた。

せっかちなAは早速校門前で待ち伏せをした。

…しかし、ばあさんはなかなか現れない。

しょせん都市伝説と類似した学校の噂だ。

そもそも本当かどうかがよくわからない。

でも、そんなAはよほど飴がほしかったのだろう

雨の日も、風の日も…

何日も何日もほんとに根気よく待った。

そんな中、ついにAの前にばあさんは現れた!

昔の童話に出くる、魔女みたいなばあさんだ。

鼻が大きく、頭巾を目元まで深くかぶっているせいで目までは見えない。

「不気味」のひとことにつきた。

ばあさんは、Aに向かって

「わたしゃずっとおまえさんを見ていたよ。いつ、諦めることやら…と思っていたが、全然そんな素振りはなかったね。偉かったよ…」

と、Aの苦労をねぎらった。

しかしAはとても天邪鬼。

しかもせっかち。

ばあさんの話はそっちのけで

「あんたが飴玉ばあさんだな!こうやって俺の前に現れたってことは、俺に飴玉をくれるためだな!」

とまくしたてた。

ばあさんは

「まあ、そう急ぐでないよ。飴玉はとても貴重なものじゃ。やるかやらないかは…」

…話が終わらないうちに、Aは

「いいからさっさとよこせよ!」

と飴玉をばあさんからもぎとった。

Aは走って家に帰った。

奪った飴は二個ある。

早速Aはその内のひとつを口に入れた。

「うめぇ!」

今までAにとって味わったことのないうまさだった。

甘すぎず、それでいて口の中に溶けてひろがっていく、独特の感触。

Aはそのうまさに酔いしれた。

しかし、Aはとてもせっかちだった。

飴はすぐにボリボリ噛んでしまい、もうひとつの飴もすぐに食べてしまった。

その晩…

Aはなかなか寝付けなかった。

「たしか、飴玉を食ったら幸福になれるんだよな。」

「1個で幸福なら、2個食った俺はとんでもない幸福ゲットは間違いなしだ」

「…でも2個とも噛んじまったな…」

そんなことを考えると、「おーい…」

と人の声がする。

ささやくような小さな声で、聞き取りにくかったが、どうやら女性の声のようだ。

「うん?」と目を開けると、

Aの横には昼間に見た飴玉ばあさんが立っていた!

「ぎゃあ!!」

Aは心臓が破裂するかと思った。

(いつの間に…!?)

ばあさんは少し怒っていた。

しわしわの顔にさらに深くしわが刻まれる。

「お前さん、まだ飴玉をやるとは言っとらんぞ」

「飴玉を返してくれんかのう?」

と言った。

しかし、Aはその天邪鬼根性がそうさせるのか、すぐに平静を装った。

「もう、食っちまったよ!」

と悪びれる様子もなく、答えた。

するとばあさんは

「何を言うか!?」

「探させてもらうよ。」

「ほれ、ここにあるではないか!」

と言い、Aのそれを持ち去った。

夜中に再度Aの悲鳴が家中に鳴り響いた…

翌日、Aは学校に来なかった。次の日も、またその次の日も…

そんなある日、また飴玉に関する噂が学校で出始めた。

ただ、以前の「飴玉ばあさん」とは内容がずいぶん違う。

何でも、今度は飴玉をくれるのではなく、飴玉を「よこせ」と言うらしい。

さらにそれはばあさんではなく、若い男だった。

ある日、ある生徒が校門前でその男に遭遇した。

男はサングラスをしていた。

そして生徒に

「なぁ、おまえの…くれよ。頼むよ。俺のは取られちまったんだ…」

と言う。

よく聞くと、

それは「あめだま」ではなく

「めだま」

に聞こえた。

End

■匿名さん 2008/11/10 01:36

オチがおかしい。だいたい、目を取られたらひとりで校門の前に立てるわけがない

■匿名さん 2008/11/10 02:21

お前はアフォか。心霊現象みたいなもんだ。いちいち細かいこと突っ込んでんじゃねよ。

■匿名さん 2008/11/10 03:36

どっかで見た話だよ。ゲームソフトでなかった?

■匿名さん 2008/11/10 04:36

だったら、そのゲームもってこいよ!ゴチャゴチャ茶々入れる暇があったらお前もネタを考えろ!ヴォケ!

■匿名さん 2008/11/10 04:44

なんだ!その言い方は!

「ふう…」

一通り書き終えると、医師は確認ボタンをクリック。

タグは病院と学校にした。

内容を確認した後、再度投稿。

医師は仮眠を取ろうと思い、服を着替えた。

ベッドで横になると、けたたましく電話が鳴った。

救急外来からのようだ。

電話を取ると、看護師が

「先生!患者が運ばれました!すぐに来てください!錯乱状態で、わけのわからないことを言い続けています!」

救急の夜はたまに頭が狂った?人が運ばれてくることがある。

今度のもその類だろう。

「どんなこと言ってるの?」

「すごい形相で『持ってきてやったんだよ!さっさと出てこい!』と叫んでいます!」

■匿名さん 2008/11/10 04:46

オチがおかしい。どうやって病院の場所までわかったんだよw

■匿名さん 2008/11/10 04:50

きっとIDとかプロバイダとかからわかるんだよ!つまんねぇ茶々いれてんじゃねえ!

■匿名さん 2008/11/10 05:00

なんだ!その言い方は!

……………………

……………………

……………………

「先生!患者が運ばれました!すぐに来てください!錯乱状態で、わけのわからないことを言い続けています!」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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