短編1
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忘れられない

忘れられない記憶がある。

僕は高校生だった。

その年のバレンタインデーは、土曜日、週休2日制だから休みだった。

僕は部活帰りに眠くてうとうとしていた。

「ねぇ、ちょっといい?」

と話しかけられた。

「う、ん?」(何だ?)

「これ~受け取ってくれたらすごく嬉しいんだけど」 

と言って包みを渡された。

「あ、どうもありが…」

と言ってまた眠ってしまった。

目が覚めると 自分の降りる駅だった。

離れた座席シートからちょこっと手を振るその子が見えた。

月曜日になって僕が学校に行くと、何やら学校が騒がしかった。

何でも誰か死んだらしい。

「2組の△△さん、金曜日に早退した時人身事故で死んだって」

△△さんは…あの女の子だった。

ちょっと待ってくれ。あれは学校が終わって部活が終わった後だったはずだ。

じゃああれは一体…?

ポケットに入った1枚のカードを見た。

「好きです」

確かにそこにはそう書かれていた。

怖い話投稿:ホラーテラー marsさん  

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