短編2
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縦だっこ

ある女性保育士がいました。

彼女はとても優秀な保育士でした。

ですが唯一、1歳未満くらいの子どもをあやすのが苦手でした。

普段はよくなつくし、手遊びなどをすると赤ちゃんも喜ぶのですが、グズッたときなどにだっこをすると、逆に火がついたように、なぜか赤ちゃんが泣き叫んでしまうのです。

しかも、決まって縦だっこ(向かい合わせになる、抱き合うようなだっこ)のときに限って…

理由は彼女自身にも、周りの保育士たちにも、全くわかりませんでした。

ある日、彼女は街でたまたま短大時代の友人に出会い、近況報告や昔話に花を咲かせました。

友人も彼女同様、保育士として頑張っているということでした。

そこで、彼女は例のことについて相談することにしました。

友人は「理論や経験で考えることをしらない赤ちゃんの時代のときこそ、感性というか感受性というものが強いからね」

そう言った瞬間、友人は急に彼女の鼻先まで、顔を近づけました。

「ぅわっ!なんなのいきなり」

「ね!びっくりしたでしょ?赤ちゃんだっておんなじよ」

「へ?なに?どゆこと?」

「だっこされたときに、怖い顔が目の前にあったら、そりゃ泣くわよ」

「え?だからなんなの?」

「私、霊感つよいんだけどさ。乗ってるのよ。あなたの左肩に。悪霊が………」

(久々にアクセス&小話投稿しました。ケータイ機種変したり、ガンダム無双3にはまってたりしてご無沙汰してました。最近、ゲームにも飽きてきたので、また、イジリ甲斐のある荒らし野郎が出たりしたときとかに出没します)

怖い話投稿:ホラーテラー ホラテラなんて大好きだ!さん  

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