中編3
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林間学校課外活動

林間学校に行った

二宮は一番ヤンチャで先生を困らせてばっかり。

俺たちは「にい」と呼んで、面白いにいを慕っていた

5人グループで自由時間

にいの発案で俺たちは探検ゴッコをする事にした。

山ちゃんは虫かごと網を持って、トオルは水筒にサンダル。

野沢と俺は最後に2人で喋りながら後をついてった。

にいが工作カッターで木に跡をつけ

「これで大丈夫じゃあ!迷わんっ」

と適当に奥へ奥へ進んでった。

もちろん、にい任せの4人が他の目印や帰宅路を覚えてる訳が無く

体感時間は1時間を越えた。

まあ心配する事もなく

授業せんで済んだ等と5人とも、川で遊んだりしとった。

気付けば夕暮れで流石にやばいと思ってきて

「にい、明かりが無くなってまう」

と言ったら半べそでトオルが

「腹減った…」

「帰るか。」

にいは言ったものの道を知る訳がない。

またまた適当に棒を立てて離し、倒れた方へ進む

を繰り返していた。

真っ暗になった頃、動けずに座っていたら山ちゃんが

「あれ、なんや」

目の前50m程前に薄く白い光る物をみつけて言った。

こんなときでも

「ホタルや!!」

って山ちゃんの網持って

にいは虫取りに行った。

夜やのに足場が見える。

おかしいとは思ったけど誰も口にはよう言わんかった。

3分くらい経ったんかな

にいが偉い血相で走って来た。

「どないしたんや?ホタル取るんちゃうんか?笑」

野沢が言った。

「おまえら!隠れろ」

なんの事やさっぱり解らんかった。

やけど、にいのこんな険しいとこ珍しい

5人で側の道外れの木の裏の段なってるとこ移動した。

ホタルはこっちに飛んでくる。

いや、ホタルなんか解らへん

なんやえらい大きい。

10m程来た時少し分かった。

頭や…。

トオルはチビリよった。

俺も出たかもしらん

山ちゃんは口ふさいどった。

野沢は寝とった。

ただの失神かもしらん

にいは小声で

「静かにせぇよ、見つかったらヤバイかもしらんからよお…」

と少し声が震えとった。

俺もパニックや

叫ぶとか出来ん。

真の恐怖や

「………じゃ…痛い…痛い」

首が喋っとる

悲しい声やったが見つかりとうない。

辺りが首に照らされる。

バレると思った

逃げ出したかったが腰が動かん

その時、にいが遠くに石を投げた。

カッ……コツ…コロコロ……

首が落ちた石の方へ向かいよった

「助かったあ……」

俺も仲間も少しホッとした。

「なんやったんや、アレは」

「知るか」

「偉いもん見たわ。」

「暗いさかい夜が明けたら下りんぞ」

口々に言った。

安心からか睡魔がきて、いつの間にか意識が遠のいてった

眼が覚めると辺りが明るく、ようやく朝がきた。

皆を起こして立ち上がった時

「許さん」

たしかに聞こえた。

空には太陽の代わりに輝く首が

明けてはきていたが、朝ではなかった。

山ちゃんが走り出したのに付いて叫びながら皆一心不乱に走った

なんやもうようわからん

朝になる頃アレは消えて

しばらくして学校についた。

どうやって帰ったんかは分からんまま、先生に5人とも叱られた。

警察も捜索していたらしいが、遭遇してない。

傷だらけやったから事件でも捜査されたが謎のまま。

夜がこわい

ほんまに朝なんか分からん。

アイツに覗かれてる気いする…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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