短編2
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犬のラブ

千葉の実家での話

私の実家は親類が集まった集合住宅になっていて、一つの敷地に家が4つ程、その敷地を囲うようにコンクリートの塀がある。

その塀の中は共有して使える庭のようになっており、よく小学校低学年の時には親戚の飼ってた犬と追いかけっこをして遊んでいました。

親戚が動物病院をしており、飼ってた犬の犬種はシェットランドシープドックというコリーを少し小さくしたような黒毛のメス犬で名前はラブです。

幼い頃から良く遊んでいましたが、私が小学校高学年の頃には友達と窃盗したり悪いことに夢中になっていたためラブとは遊ばなくなり、小屋の中から寂しそうにコチラを見てるときは、近くに寄って頭をなでたりする程度になりました。

ラブは求められて生まれてきた子では無かったため、病院のお客さんから引き取り飼い主が見つかるまで預かる形で居たのですが、私が中学生になる頃には飼い主が見つかり引き取られることとなりました。

ここから私の不思議体験が始まります。

ラブが引き取られ私のラブに対する記憶も薄れていた頃に急に2週間連続で同じ夢を見るようになりました。

内容は近くのスーパーや玩具屋さん等で私と弟とラブでお化けから逃げる夢です。もちろん夢なので現実離れするくらい隠れる場所が沢山ありました。逃げては見つかり、逃げては見つかりを2週間続けて毎晩のように夢を見ましたが急にぷっつりその夢を見ることが無くなり後から母親に聞いた話では、ラブは引き取られた後に道路に飛び出し事故死したそうです。

たぶん昔のように遊びたくて私の夢に出てきたんだと思う、一回くらいの夢ならたまたまと思うけど2週間連続だもん。なんだか意図的なものを感じました。

その瞬間にラブが事故に合う瞬間の映像が僕の頭の中に描写されました。きっとラブはその時も私のことを考えていたのでしょうね。もっと遊んであげたらよかったな…この話を思い出す度にそう思います。

怖い話投稿:ホラーテラー 千葉県民さん  

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