短編1
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田舎道

20代前半、免許とりたての頃、仕事が終わって毎週週末の夜とか友達と車で出かけてた。

パワーが有り余ってたんだろうね。

その夜も街のショッピングセンターへ行こうと近くの公民館で待ち合わせをしてた。

近くと言っても車で5分かかる。

待ち合わせ時間は夜の8時。

うちは田舎なので、途中離合出来ない細い道を通って公民館まで行くのだが、ん?道の真ん中になにかいる…まさか幽霊やないよね?周りは街灯もなく暗くて良く見えない。

車を近付けてみるとおっさんらしき人が大の字に倒れている!人だ!もしかしてひき逃げ?ちょっとパニックになりながら車を降りて大丈夫ですかと声をかけてみる。

するとおっさんがムクッと起き上がり

「生 き ち ょ る!!!」

酔っぱらい?心配して損したとムカツキつつ、まだ道の真ん中で寝ているおっさんのぎりぎり脇を通る。もう狭いのに。ホントに敷いてやろうかと思った。

怖い話投稿:ホラーテラー しらいゆきさん  

Concrete
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