中編3
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デジャヴ

どこから話せばいいのか…

言いたいことがありすぎてうまく話せるかわかりませんが聞いてください。

「デジャヴ」というのを皆さん一度はきいたことがあると思います。

そして誰もが1度は体験していると思います。

実際ぼくのまわりにデジャヴを経験したことがないと言う人もその言葉を知らないと言う人もいないのでデジャヴの説明は省かせてもらいます。

それほど有名な言葉であり誰もが経験しているものなのでぼく自身に起きているデジャヴも気にすることではないのだと思っていました。

ここまで読ませておいて申し訳ないですが、ここからは僕の話(普通には、有り得ない話)を信じれる人に限り読み進めていただきたいと思います。

僕はあなたたちを楽しませるためではなく僕自身を救ってくれる人を探すために真実をできるだけ簡潔にかくつもりです。

3年ほど前から僕は日常に頻繁にデジャヴを感じるようになりました。

それも「前にもこの光景あった!」というだけでなく何回かに1回は「この後にこうなるはず」という数秒先の未来もデジャヴとして感じるのです。

そしてそれは80%くらいの確率であたります。

通常のデジャヴで1日に5、6回 先の見えるデジャヴが1日か2日に1回ていどの割合であり、あまりに多いような気がしたので友達に軽い感じで相談してみたのですが、その友達も自分も同じようなことがよくあると言っていたので珍しいことではあっても他にも経験している人がいるなら気にする必要はないと思っていました。

ところがつい先日職場に新メンバーが4人加わったのですが、その4人の自己紹介の場で初めて4人の顔を見たときに、明らかに初めてみる顔ではありませんでした。

「あっこの光景前にもあったな!」という普通レベルのデジャヴではありません。

「この4人が来ることもこの4人のことも、知っていることをわかっている。」という何か、確信を伴ったデジャヴです。

そしてその瞬間に僕のあたまの中に様々なことが思い起こされました。

親のこと…

友達のこと…

職場の仲間のこと…

10年後の自分のこと…

金色の蜘蛛のこと…

自分は10年先の未来から人生をやり直すためにきていたことを思い出しました。

その昔、10年先の未来で僕はネットで金色の蜘蛛の噂を目にします。困ったことに細部を思いだせないのですが、ある一定の条件下で蜘蛛を探していると運がよければ、金色の蜘蛛(スーパーサイヤ人のように全身から光を放った金色です)に遭遇する。

そしてその蜘蛛を食べればその人は肉体ごと10年前にタイムスリップできるというものでした。

どれほどの月日がかかっていたのか思いだせませんが悪戦苦闘の末に僕は金色の蜘蛛を発見したのです。

そして僕は自分の人生をよりよいものにすべく10年前である現在にタイムスリップしたのでした。

どうやら最初の3年間は気づけずいましたが、確かにその3年間と自分が古くから持っている記憶を照らし合わせるとほとんど同じ出来事がおこっています。

自分の目的を思いだすことができて万々歳といきたいところなのですが、大きな問題があるのです。

過去(未来?)を思いだすまでは気づかなかったのですが、今いるこの場所には自分の知ってる顔がありません。

親や友達などの顔が何故か全くの別人です。

本当の顔はハッキリと思いだすことができないのですが今の顔でないことだけは確かなのです。

定められた運命に逆らった罰なのでしょうか?

親や友達はともても優しく親切な人たちです。

ですが、僕は元いた時代のあの知っている顔にあいたいのです。

調べても金色の蜘蛛に関する噂はないのです。

その情報に出会えれば元いた時代に帰る方法がわかるかもしれないのです。

どうか情報を知っているかたがいれば教えてください。

本当にお願いします。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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