こんばんは。
お話、始めます。
小学生の頃の話しです。
班ごとに掃除場所がきめられていました。
私達の今回の掃除場所は、
運動場下のトイレでした。
『えぇ〜…。』
運動場下のトイレは、
先生方もめったに見回りに来ないのでサボれる。
しかし、
トイレ掃除=汚い!めんどくさい!
のイメージだったので、
班の反応はそんな感じ。
(文句はいいながらも…)
班の女子三人で女子トイレを掃除していました。
喋りながら楽しくやっていたのですが、
薄暗い雰囲気からか、
『怖い話しようよ!』の展開に。
それぞれ友達から聞いた話だとか、本・テレビで見た話だとか。
薄暗い雰囲気+怖い話で怖くなった私達は、
早々にトイレ掃除を切り上げ、
トイレをでた入り口付近でお喋りしていました。
すると、
『ねぇ…。』
絶っっ対に!聞き間違いじゃありません。
私達三人聞こえているのですから、
私達三人の声ではありません。
(先ほどまで怖い話とかしてたから…。怖い話してると幽霊呼び寄せるっていうし…。)
私はもうびびってました。完璧。
だって私達以外に誰も此処にいない!
これは…!?
『ねぇ…。』
私達『!!?』
友達二人は
『えっ…?えっ…!?
(゜Д゜;≡;゜Д゜)』って感じ。
私はもう声も出ない。
『ねぇ…。』
『うああああぁぁあ!!!!!あああー!!』
逃げました、私一人で。
ごめんね二人とも。
私は友達を置いて全力ダッシュで逃げました。
三回目の『ねぇ…。』で判明しましたが、
どうやら普通に人間の声だったみたいです。
言葉でうまく伝わるかわかりませんが…
私達が掃除していたのは、運動場下。
もちろん運動場上もあるわけで、
そのすぐそばにある道路脇に立っている家。
分かりにくくてごめんなさい。
つまり、家の窓を開けると、
運動場下のグラウンドが見える、もちろんトイレも。
本当にすぐそこに、窓を開けるとその下にグラウンド。
といったぐあい。
そこの奥様だったんですね、『ねぇ…。』の声は。
私は一人逃げ出したから後から聞いたのですが、
その奥様は、
『トイレの電気がいつも付いているから、最後に確認していきなねー。』
と、教えてくれた
とても優しい人でした。
なんだぁぁ!幽霊じゃなかったんだ!良かったぁぁ!
本当、良かったです。
ただ、私の友達からの信頼…。
ガ タ オ チ …。
°・(ノД`)・°・
読んでくださった方、
ありがとうございました!!
(◎∀◎)ノシ
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話