短編2
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とあるチャットルーム

これは私が実際に体験したお話です。

私はいつも通りpcで、いいチャットがないか探していました。

ないなーっと思い画面を眺めていると

「これは?」

不思議な名前のチャットを見つけてしまった。

「おいでおいでチャット?何ソレ(笑」

その時はただのフレンドリーなチャットばかりと思ってました。

「ここなら親しく話せそう!」

私はそのチャットに入り、誰がいるのかを見ていました。

「なんだ誰もいないか・・・ちぇ」

その言葉を言った途端。

おいでさんが入室しました

と出たので「ラッキー!入ろう♪

ーこんにちは♪

数分して返事がきた。

ーこんにちは!仲良くしましょうね!

ときたので「良かったいい人だ」

安堵していました。

ーおいでさんはどこ住みなんですか?

すぐに返事がきて

ーさぁ、どこなんでしょうね(笑)あなたは○○県でしょう?

その時私は固まってしまいました。

「なんでこの人私の住んでる県名がわかってるの?」

一瞬、友達かと思ったが友達には一切言っていない。

学校も一緒。バイト先も一緒。あまり近づきすぎるのもどうかと思ったからだ。

他の人にも言っていないはずなのに・・・

「たまたま当てられただけだよね・・・」

ー残念ですねー^^私は△△県です!

私は嘘をついてみた。

すると・・・

ー冗談はよしてくださいよ(笑)どうして嘘をつくんですか?

「なっ・・・何この人・・・」

まるで本当にわかってるみたいな言い方して・・・

「気持ち悪いな・・・」

ー今から出掛けるので、そろそろ落ちますね!

早く落ちたいと思ってまた嘘ついた。けれど

ー本当はそんな予定ないんじゃないですか?(笑)

ドキッとしてしまった。

「どうして、わかるの?」

私は気持ち悪くなって右上の閉じるを押したのですが・・・

「あれ?」

何回押しても消えないのです。

「なんで!?どうして!?」

私は少しパニックを起こしてしまいました。

すると・・・

ー消そうとしたって無駄だよ(笑)○○

急に本名を言われたから驚愕してしまった。

「ひっ!」

私は恐怖のあまり電源のボタンを押した。

画面は真っ暗になった。

「はぁ・・・はぁ・・・」

気がつくと汗がびっしょりだった。

今はあのチャットがあるのかわからないけれど、私はあの日以来「おいでおいでチャット」には行っていません。

みなさんも知らないチャットには気をつけてください。

怖い話投稿:ホラーテラー アリスさん  

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