短編2
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夢と現実の境目

これは私が高校2年の頃に体験した話です。

ちなみに最終的に解決という形にはならない今ひとつ後味の悪い話なのでご了承ください。

その頃、部活が終わり帰ってからの楽しみが怖い話をケータイで探して読む事でした。

ご飯やお風呂を済ませてから、自分の部屋に行き怖い話を読んでいると部活の疲れもあって、何時の間にか寝てしまっている事もありました。

その日は確か小さい電気を付けっぱなしで寝てしまっていた気がします。

私は金縛りによくあう体質で(疲れやすいのかな?)気づくと、体の部位がつるときみたいに

「あっ!金縛りくる!」

というのが感覚的にわかるので

その時もヤバイと思い体に力を入れ何度か振りほどきました。

しかし、眠くなってまた油断をしていると金縛りにかかります。

よく金縛りにかかっていたので、怖い話のサイト巡りの時に金縛りについてもよく調べていました。

そのサイトによると

リン、ビン、ドウ、シャ、カイ、ジン、レツ、ザイ、ゼン

と唱えると金縛りから解放されると書いてあったので

くそー!早く解けろー!

と考えながら呪文を唱えました。

しかし、

まったく効果がありません…。

なんだよー!

と、思っていると

サイトの文を思い出しました。

※十字架を描きながらこの呪文を唱えてください

と書いてあったのです。

そうかそうか!

と思い、頭の中で十字架を描く想像をし、呪文を唱えました(体も動かず、声も出ません)

(早くとけろー…)

その時でした

私は仰向けになって寝ていたのですが、その私の頭上あたりから、30-40代の女が闇からふっと現れ

「やめろっ!!」

と叫んだと同時に私の金縛りも解けました…

私は汗だくで起きました。

時計を見ると意識が飛んでから1時間程で夜中の3時くらいでした。

小さい電気も何故か消えていて、ドアが少しあいていました。

今でもあの時の女の怒ったような叫び声がまだ頭に焼き付いています。

夢だったのか現実だったのか、その境目にいたような不思議な感覚に陥りました。

おわり

怖い話投稿:ホラーテラー kanihomuさん  

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