姉の不思議〜生前の予知④〜

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姉の不思議〜生前の予知④〜

小5の時の話し

林間学校で樹海からスタートするオリエンテーションが行われゴールは山(丘くらい小さいけど一応山)の頂上

トイレが山の麓にあるためゴール前にトイレに行くように先生が誘導していたけど同じグループの女の子はちょっと暗くて引っ込み思案な子だったためか我慢していたらしい

頂上でお弁当を食べた後の自由時間その女の子に

「トイレ行きたい… 一緒に来て…」

と言われ一緒に行く事に

5分くらい降れば麓に着く程度の山

と言っても道と呼べるものはなく草で足元が滑る

降り始めて思い出した

林間学校の1週間前

「山は気をつけな 頂上に着いたら帰りまで降りない方がいいよ まぁ 降りたら降りたで面白いけどね〜」

と姉に忠告されていたのだ

今更一緒に行けないとは言えないし気をつければ大丈夫

と思った時

「急がないと…」

と泣きそうな顔で急かされた

それなら一人で行ってよ と思いつつもそれは可哀相だし と気をつけながらも足を早めた

次瞬間

天と地がひっくり返る

私は山を前転状態で転げ落ちていた

林間学校も無事(ではないけど)終わり帰宅

姉は

「忠告したのに馬鹿だね 残り1年半(小学校生活ね)頑張って」

とまた意味深な事を言う

何をどう頑張ればいいのか

姉曰く

「来月に国語で俳句の宿題出るから あんたのクラスの○○くんがね 面白い俳句作るよ」

だそうだ

翌月

俳句の宿題が出された

○○くんの俳句

「山のぼり 転げ落ちる ○○ダルマ」※○○は私の名前ね

で小学校卒業まで○○ダルマ とあだ名付けられた

予断だけど一緒にいた女の子

私が転げ落ちたのに驚いて漏らしてしまった

その子は何もあだ名付かなかったけど…

※ここからは前の話しの追記(コメの回答?)

「話し」と「話」を使い分けられないんじゃなくて使い分けてないんです

この携帯何故か「話」だけで出て来ないから「し」を消さないで使ってます

消し忘れて「話し」と「話」混ざってると気持ち悪いから

感情を感じないって書いてくれた方いたけど一応感情はあります

多分書き方と句読点がないからじゃなかな と思います

敢えて句読点使ってません

怖い話投稿:ホラーテラー 塩昆布さん  

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