短編1
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開けては閉めよ

ある男が中華街から出てきた。

その男はシュウマイの箱を抱え、意気揚々と家族の待つ家に向かった。

しかし手元の箱から立ち上る匂いに耐え切れず、男は思わず蓋を開けた。

箱の中の八つのシュウマイからはとてもいい匂いがしている。

(家族の為だ)

と思い、蓋を閉めるも名残惜しく、再び蓋を開けてみた。

するとシュウマイが七つに減っている。

見間違いかと思い、もう一度蓋を閉め、開けて見ると今度は六つに減っている。

おかしい。おかしい。

と思いながら蓋を開け閉めしている内に、シュウマイは四つ三つと減っていき最後には無くなってしまった。

男はトボトボと家に帰った。

家に着き、もしやと思い箱の中を見るも、やはりシュウマイは一つもない。

ため息をついた時にふと蓋に目をやると

そこには八つのシュウマイが張り付いていた。

以上、友人から聞いた話でした。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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