短編2
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携帯の復讐劇

これは友達から聞いた話である。

ある日、Aは携帯を変えようと携帯ショップに来ていた。

A「今使っていり携帯が古いので、新しい物に買い換えたいんですが..」

店員「かしこまりました。」

そうしてAは新しい携帯を買って、ワクワクしながら家に帰り、早速操作してみた。

しかし、Aのワクワクした気持ちはすぐに壊された。

そう、ネット接続速度やテトリスなどをするときが極端に遅いのだ。

A「うぇっ、なんだよ。遅いなあ。」

Aは次第にイライラしてきて、そしてイライラが爆発して携帯を壁に叩きつけてしまった。

A「あーあ、傷がいったな。はあ、なんでこんな携帯選んだんだ。」

Aは後悔したが、遅かった。

そしてAは「携帯がないよりはマシ」といつも自分に言い聞かせていた。

しかし、またイライラが積もって、また携帯を壁に叩きつけてしまった。

それを何回か繰り返していくうちに携帯は傷だらけになった。

A「はあ、ほんとに遅いし役にたたない携帯だな。」

すると急に携帯からギィィィイ゛ィと激しいノイズ音が出た。

A「うるさっ、壊れたか?」

しかし携帯からノイズ音が出ることはなくなったが、次に携帯がバッテリー切れでもないのに勝手に電源が切れだした。

A「なんだよ?携帯ショップの店員に聞いたほうがいいのか?」

Aの不満は頂点に達し、ついに携帯を投げつけてしまった。

A「仕方ないな。携帯が悪い。」

そして投げつけた携帯を手に持ち、とりあえずバッテリーを外してみようと考えた。

A「こんなもん使い物にならぬぇ、バッテリー抜いてやるよ!」

そしてバッテリーを外してバッテリーと本体の所にある金具に気づいた。

A「この金具の接触が悪いから、バッテリーがすぐ切れるのか?」

そしてAが金具に触った瞬間、携帯から激しい電流が流れてAはそのまま息を引き取った。

数日後、警察はいろいろ調べたが被害者のAの家からは犯人の物は何も見つからなかった。

自殺にしてもおかしいと考えた警察はある物に気づいた。

それは被害者の近くにあったバッテリーの抜かれた携帯だった。

警察は凍りついた。

その携帯はバッテリーが抜かれているのに、起動している。

さらに、勝手に文字を打っていた。

その文字は「Aは死んで当然。俺が本当の被害者だ。正当防衛だよ。」と携帯のメモ帳に打ち込まれていたそうだ。

あなたも携帯、虐待していませんか?

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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