短編2
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時代と共に彼らも変わる

ツイッターからフォロー通知が届いた。

相手の名は『メリーさん』となっている。

ちょっと気になるので、相手のプロフィールを見てみる。

自己紹介の欄には『私メリーさん。今、ツイッターにいるの』と書かれてある。

ちょっと笑ってしまった。

やっぱりあのメリーさんも、流行り物は気になるのだろうか?

しかし、アカウントはまだ取ったばかりのようで、フォロー人数は俺一人だけ、ツイート数分前に『日本なう』と一言だけしかされていない。

おいおい、日本なうって、随分アバウトだな。

第一これで『あなたの後ろなう』とか言われても、全然緊張感無さすぎて笑っちまうぞ。

フォロー人数0という数字が可哀想になって、俺はその『メリーさん』をフォローし返してやった。

すると丁度、『東京なう』とツイートされた所だった。

へぇー、もしかしてプロフィールに書いてある居場所を参考にして追いかけて来るのかな?

ちょっと悪趣味だなぁ。

そんな事を考えてる間に『池袋なう』と次のツイート。

おいおい随分早いな。しかも西武線に乗って来るつもりなのか、このメリーさんはw

俺はプロフィールに、『東京都練馬区』とだけしか書いていないから、この先どう出るのかに興味と、若干の気味悪さを持って眺めていた。

すると数分後、『石神井公園駅なう』と書き込まれた。

おいおい電車より遥かに早ぇーぞw

…つーか、駅特定しやがった。

見る間に、

『駅前西友なう』

『〇〇交差点コンビニなう』

とツイートされていく。

途端に気味悪さが勝ってくる。

確実に俺の家を知っている奴の書き込みだ。

きっと友人の誰かの悪戯に違いない。そうに決まってる。

『〇〇アパートなう』

遂に自宅前まで来た様だった。四階の俺の部屋まで、どんどんツイートは登ってくる。

畜生、怖がりっ放しでは癪だ。

俺は携帯を手に、壁に背中を貼り付けた。

よくあるメリーさん撃退法だ。

それで『あなたの後ろに…』ときた時『俺の後ろ壁w』とリプライしてやろう。

その間に既にツイートは進んでいた。

『405号室の前なう』

俺の部屋だ。

少し震えながらも俺は次のツイートを待った。

馬鹿にしやがって。今にやり返してやる。

すると最後のツイートが来た。

『そんな方法で本当に防げると思ったのか?』

何も無い筈の後ろから今、冷たい物が首筋に触れる。

怖い話投稿:ホラーテラー みさぐちさん  

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俺のケータイにもメリーさんからのメールきたよww
友達からのいたずらだったけどねw

メリーちゃんいきなり口悪w