俺には29歳になる姉がいる。
弟の俺が言うのもなんだが、デブスである。
しかし、正真正銘の父、母、俺と血の繋がった家族だ。
ある夜、トイレに行きたくなり、二階の自分の部屋から一階の親の部屋の前を通りかかった。
「……ぁっ…ん、あっ、いい…そこっ、あんっ」
おいおい、やめてくれよ。
母親の声とは思えないくらいの甘ったるい声。
女ってセックスの時、こんなに豹変すんの?
50も半ば過ぎた両親のセックス、なんとも言えない後味の悪さ。だけど俺は有り余る性欲と好奇心には勝てなかった。
耳を澄ます。
「あぁん、もっと〜」
「これがいいのか?ずぶ濡れだぞ。淫乱女め。」
あぁ、親父、AVの見すぎだ…。
ここで俺は、あることに気づく。
母親は今日、妹(俺にとっては叔母)と旅行にいっている…。
じゃぁ、この喘ぎ声の主は誰だ?
デリヘル?
意を決して、中を覗いた。
続く
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話