中編3
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ヤクソクシタノニッ!

またまた、自分で作った話です。

人気、出るといいな~。

僕は、交通事故で、1ヶ月ほど、入院していました。これは、僕の心を振るわせた、出来事です。

夜中、なかなか眠れなく、ずっと、目を開けていました。病室では、ほかの患者さんの寝息が聞こえました。

そのとき。

「ヤマトカナエノベットハドコデスカ」

一人の女の子が声をかけてきました。

「ヤマトカナエ?知らないなあ。

ナースステーションに行けば?」

「ナニソレ?」

「看護師さんのいるところだよ」

女の子は微笑んだ。

「アリガトウ••••」

女の子が去ったあと、睡魔が襲ってきて、僕はぐっすりと寝てしまいました。

目が覚めると、頭の中には、

あの女の子と、ヤマトカナエでいっぱいでした。気になるので、僕の病室の担当の、看護師さんにきいてみました。

すると、顔を暗くして、こう言った。

「そのひと、あなたが来るまえは、ここのベッドだったの。7さいの女の子でね、

2ヶ月前、死んじゃったの。」

「死んだ?」

「ええ。お友達をおいて••••」

友達?あの女の子は、ヤマトカナエの友達でした。また、看護師さんがこういいました。

「そのお友達も、死にました」

「えっ!?」

僕は驚きました。

僕が見た女の子は、死んだ女の子でした。

夜、僕は目が覚めました。

あたりを見回したら•••••••••、

また、女の子•••••。

「イナイヨ?カナエチャン、ドコ?」

僕は生唾をのんで、いいました。

「カナエちゃんは死んだよ。」

「ナンデ?」

「は?知らないの?」

「ウソダヨネ?」

僕は黙りました。

そのとき、首をしめられたような痛みがきました。

「ウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウ!」

苦しい。僕は、気をうしないました。

女の子がコスモスの花をもち、こういった。

「カナエチャント、ヤクソクシタノニ。

ゲンキニナッタラ、マタ、コスモスバタケニイコウッテ、•••ヤクソクシタノニ」

女の子の目に大粒の涙がでた。

「カナエチャン、コノハナ、スッゴクスキナノ。ハジメテ、コスモスバタケニキタトキ、カナエチャン、ウレシカッタ。ワタシ、ニコニコガオノカナエチャンヲミテタラ、ナンダカ、ユウキガデテキテ、スゴクウレシクテ。

カナエチャンガニュウインシタトキ、ワタシ、ナンドモ、コスモス、モッテキタノ。ナノニ、シンジャウナンテ•••••••。

ウッ、ウッ、ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

「ゴメン、ゴメンネ、カナエチャン。

マモレナクテ、ゴメンネ••••••。

ゴメンネ、ゴメンネ•••••••••••••」

「s志さん、朝ご飯ですよ」

看護師さんの声で、僕は目覚めた。

「あら?何かしら、この花•••••」

僕は花瓶を見た。

それは、あのこのもっていた、コスモスだった。

-end-

怖い話投稿:ホラーテラー マツケンさん  

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