短編2
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知らない山と象

とある山で

ふいに気になって登った山がある。

人がめったに入らない山だ。

今、思えば行かなければよかったと思っている。

そんな山でも道はちゃんとあった。

草が生い茂り木が道をふさぐように倒れていた。その道を歩んでいくと、

不思議な場所に出た。

周りは草一本もなく、昼間なのに空は暗く染まっていた。

その暗さでわからなかったが、

中央に何か大きなものが置いてあった。

明るくするものは何も持っていなかったため、

眼を頼りに、見ていると、

何かの像だとわかったが、

腰から上の部分は見えなかった。

もっと上を見ようと思い、象に足をかけて登ろうとした時、

背中に今まで感じたことがない寒気に襲われた。

ここにいてはまずいと思い、象から降りて、その場から立ち去った。

あたりはすっかり暮れて、道が見えにくくなっていた。

早走って進む。

進んでいると、後ろから不気味な声が聞こえて、後ろを振り向くと、さっき中央に合った象が動き出してこちらに向かっていた。

信じられないほどのスピードで迫ってきた。

どこをどう走ってきたのかはわからないが、必死で家に帰ったことだけ覚えていた。

翌朝、見た像と登った山を調べてみたが、そんな山と象は見つからなかった。

再び、怖いが道の入口を探したが見つからなかった。

それ以降、その道は見つからなかった。

心の中では見つからなかったほうがよかったと思っていた。

仲がいい友達に聞いたが、

「知らないと」か「夢でも見たんじゃないのか」

と、言われるだけであった。

ちなみに象は動物ではなく人間と何か緑色物に合体したような姿の像だった。

あまり覚えていない。

怖い話投稿:ホラーテラー MIHELさん  

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