中編3
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地獄のレストラン 後編

 青年の顔は無残なまでに、どす黒く腫れ上がり眼は白目を剥いていて涙の様に血を流していました。

鼻は剃刀か何かで削がれており顎が外れて口からは青汁の様な緑色の液体が流れ出ていました。

私は完全に気が動転してしまいました。

この状況がのみ込めずに、あたふたしていると奥の方から女性の様な囁き声が聞こえてきました。

私は我に返り耳を澄ますと、やはり女性の声が聞こえてきます。

女性の声というだけで私は、なぜか安心してしまいました。 

助かったとさえ思ってしまったのです。

 急いで声のする方へ向かうと、そこは厨房でした。

暗闇に目も慣れてきたのか、すぐに声の主を見つける事が出来ました。

厨房の奥の方で小柄の女性が、やはり何やら囁いているのです。 

 

女「…こ…こ…べる?…こ…こ…べる?」

私は耳を澄ましましたが、それ以上は聞き取れなかったので女性に近ずこうとしました。

 「ガシャーーン!」

私は何かに躓いてしまい大きな音を立ててしまいました。

すると女性が音に反応してこちらを振り返りました。

 今でも、はっきり覚えています。

その女性は髪は落ち武者の様に乱れ目は充血しており…いや充血ではなく眼球が真っ赤に染まっており口は裂けお歯黒の様に黒ずんだ歯をむき出しにした老婆だったのです。

まさに山姥のようでした。

 その老婆は私に気付くと奇声を発しながら、こちらに向かってきました。

恥ずかしい事に私は怖くて、トイレに逃げ込んでしまいました。

鍵をかけて、うずくまっていました。

その時、私はなんでトイレになんか逃げ込んだんだろうと後悔していました。

しかし、しばらくしても老婆がやってくる気配はなく5分くらい時間が過ぎて行きました。

私は冷静さを取り戻し、例え、あの老婆が、この世のものでなかったとしても私だったら倒すことができるのでは?と思い意を決してトイレのドアを開けようとドアノブに手を掛けると

「コンコン!コンコン!」とノックの音がしました。

 ?「もう出てきても大丈夫ですよ!」

私には誰だか分からなかったのですが男性の声だったので条件反射で、ついドアを開けてしまいました……

 そこには、先ほどの老婆が全裸状態で右手にウンコ、左手にチンコ、そして脳天に巻きグソを乗っけるという富永一郎先生の漫画に出てくるババアの様な出で立ちで佇んでいました。

そして私に向かって、こう叫んできました。

 ババア「ウーンコ、チーンコ、どっち食ーべる?ウーンコ、チーンコ、どっち食ーべる?」

 

 私「おっぺけ、おっぺけ、ぺろりんちょ!ぴっこり、ぴっこり、おっぱっピーのすけええええええ……………………」

 

 気が付くと、そこは自宅アパートのベッドの上でした。

パジャマは汗で、びしょびしょに濡れていました。

 あの出来事は夢だったのでしょうか?

いや、そんな事はないと思います。

なぜならあの朝、私の奥歯には、ウンコまみれの、もやしが、しっかりと挟まっていたのですから…………

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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