短編2
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『元彼』

不思議な話をします。私が深夜コンビニに行った夜、偶然にも自然消滅していた元カレの友達、Mに会いました。

その元カレ、Sは職探しのために上京してしまい、そのまま連絡もなくなっていました。新しく彼女でも出来たのかと思いこっちからも連絡はしてませんでした。ただ誕生日のプレゼントをくれる約束はしてたのです。なので、

「誕生日プレゼント貰う前に自然消滅しちゃった」

なんて話をMにしました。

するとMは

「…実は今日はSの命日なんだ…アイツお前にプロポーズするために仕事探すために上京したんだ…でもそのまま事故って植物状態になってさ…ちょうど一年前に亡くなったんだ。これ、アイツが渡せなかったプレゼント…」

それは花のピアスと壊れた指輪でした。

「それ事故で壊れててさ…オレが預かってたんだ。」

渡せなかったプレゼントを命日に貰う…なんて偶然なんだと思い私の目から涙が溢れました。

「これからSの墓参りに行くんだ…よかったらお前も一緒に行くか?」

私はその事実を認めたくなかったし、何より辛くて行ける状態じゃなかったので断りました。

「そうか…アイツも喜ぶと思ったんだけど残念だな…」

そう言ってMは車を走らせて行きました。

それから私は悲しくて悲しくて毎日泣きました。

次第にシにたいと思うようになり、何度も自サツ未遂をしました。それを心配した仲の良い友達が話を聞いてくれました。そしてその友人から信じられない言葉を聞きました。

「ちょっと落ち着いて!冷静になって!SとMって誰よ?そんな2人知らないハズでしょ?私は長年の親友だから言えるけど、あなたに自然消滅した彼氏なんていないし、そんな彼氏なんか知らない!よく考えて!?」

私はハッとしました!確かによく考えたら私はSとMなんて知らない。でもこの正確な記憶は一体?Sを鮮明に覚えています…一体誰の記憶を持ったんでしょうか?

あの時「お前も行くか?」と聞かれたとき車に乗っていたら…

そしてプレゼント… 全てが不思議です…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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