中編3
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井戸+崖 完

不覚にも井戸を行くと言い、途中から崖の事について気になり始め、最終的には行かなかったと。せめて井戸の正体、あの女の子の正体、そして崖に何があるのか。。。知りたかった。

でも今俺はもう日本にいない。休みに日本行くかどうかも分からない。当分日本には・・・

「今週の土日に日本に行くぞ。ばーちゃんの様子見に行く。お墓参りもな。。。」

晩飯の時に親父は淡々と言った。俺は悲しい反面、チャンスだと思った。

これでもう1度、叔母の家に行けるか!と思い、計画を立てた。井戸はもう行きたくない。だから崖を見に行くとにした。でも井戸の後ろに崖があるので、井戸を通り過ぎて行かなければならない。でも他の場所から上れるかもしれない、そっから行けばあの女の子とは会わないだろうと。

省略して:再び叔母の家に着く。すぐに俺は崖の全体図を確かめようと近所を歩き始めた。上から見た図だと:

     森

ーーーー崖ーーーー

    (井戸)

     細い道

草むら       草むら

そして俺はついに井戸からちょっと離れたとこに、崖を上れる場所を見つけた。早速上ってみる。。。霧が。。。って今日は晴れなのに。。。。空気が何か、薄い・・・?ちょっと寒いけどまだ行けるか。。。井戸とは違う感じの怖さを感じてた。。。暗いし、視界があんま良くない。。。ひたすら歩き続けて10分、15分ぐらいで大きな木で一休みした。一人で森の中にいる自分、正直惨めだった。せめて友達と一緒に来てたら、わざと脅かしてたりして楽しんでたかもしれない。。。俺なにやってんだろ。。。

そう思った俺は帰る事にした。とくに何もなかったし、帰ろうと思ったその時だった。

「ミツケタ。。。マッテタヨ。。。。」

あの子だ。。。あの子の声が脳内に響く。。。どこにいる?後ろ?いや、何も感じない。。。周りを見ても霧でよく見えない。。。焦る自分に落ち着こうと深呼吸する。。。

「イコウッテイッタノ二!!!!!!!!!!」

上か???!!!!上を見た時には彼女は俺は押し倒し、首をしめた。

「コロ。。。コロスコロスコロスコロスコロスコロス!!!!!!」

凄い力で俺の首をしめる。。。俺は彼女の顔を力いっぱい殴った。グチャって音がして気持ち悪かった。血とかよだれとかが顔にたれ落ちて俺は必死の思いで暴れた。血がとかよだれとか不意にも口に入って吐きそうになった。

グサッ

「は・・・?」

お腹あたりが痛い。。。見てみるとガラス破片が刺さってた。この子俺を殺す気なのか。。。

最初は井戸の中を見たかっただけなのに、もう死ぬのか。。。そう思った俺は最後の力を振り絞って

「消えてくれー!!!!」

「。。。。タスケテホシカッタ。。。。。。」

そう言って、スーっと姿を消した。助けて欲しかった?あいつをか?俺を刺したのにか?俺はもう1度お腹を見てみた。やっぱ刺さってる。深くはないけど、痛い。泣きたい。。。。頑張って俺は立ち上がって歩き始めた。そして俺は気づく。

迷った。。。。

暴れたからどっから来たのか覚えてない。。。とにかく早く家に戻らないと出血が。。。。そう思って歩き始めてたらめまいが俺を襲う。。。俺は倒れて、気づいた時には井戸の前にいた。多分倒れてそのままあの井戸の後ろにある崖から落ちたのだろう(崖はそんなに高くないから怪我はなかった)。俺はその時寒くもなく、恐怖もなかった。普通に立ち上がって、俺は井戸に向かった。

井戸の中を見てみると、小さい袋があって、その中から小さい手が出てた。結構時間は経っているのか、異臭が凄かった。

「見つけてほしかったのか。。。。ごめん、本当にごめん。。。。。」

そこで俺は気を失って気づいたら病院にいた。姉が隣にいて、聞いてみるとじいちゃんが俺を見つけて救急車を呼んだらしい。その後袋の中には小さな女の子の遺体が入ってたらしい。じいちゃんは実はこの井戸の事を知っていた。昔からこの井戸は死んだ人達を放り投げてたらしい。今も誰かが遺体を入れてそのまま放棄、その子が俺を見つけ、知らせようとしたんだろう。俺は悲しい気持ちでいっぱいだった。。。好奇心で行った自分が情けなかった。退院後、俺は花束を持って井戸に置いた。

「安らかに眠ってください。」

そう言って俺は再び日本を去った。

怖い話投稿:ホラーテラー 霊打さん  

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