短編1
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イタズラ電話

昨日の夕方に実際にかかってきたイタズラ電話だ。

ピロロロ…ピロロロ…。

『はい、もしもし。○○です』。

「………」。

ガチャ!ツーツー…。

10分後。

ピロロロ…ピロロロ…。

『はい。○○です』。

「…………」。

『あの…、どちら様でしょうか?』。

ガチャ。ツーツー…。

『…また、無言!?』。

二度の無言電話に家事を遮られた嫁が怪訝そうな表情を浮かべながらリビングに戻ってきた。

そして、10分後。

再び、電話が着信を告げる。

ここは、一家の主人たる私の出番だ。

『よし!俺に任せろ!!!』。

『はい!もしもし。○○ですが?』。

少しいつもより低い声色を出して電話に出た。

「………やっと出たか…」。

聞いたことのない男の声だった。

『私に、何か用ですか?』。

「……今履いてるの、ブリーフ?それともトランクス?」

私は、恐怖を感じ、静かに受話器を戻しリビングに戻ると、嫁が不安そうに見つめている。

『…知らない男に…俺の履いてるパンツを聞かれたよ……』。

『はぁ!?女の私を差し置いて、男のパンツ?』。

嫁の表情から不安が消え、怒りへと変わるのが分かった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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