中編3
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夢と現実

これは自分が本当に体験した話しです。

ある冬の日の夜中に、当日高2の僕と中3の妹は和室のこたつで寝ていました。僕はちょうど妹が入っている方と反対側に入っていて寝ていました。

すると深夜(恐らく2時過ぎ)に急に目を覚ましたのです。一瞬だけ僕は時計に目をやり、その後、こたつのなかから妹が寝ている方を見ました。妹の足が見え、いることを確認すると、急に体が勝手にうごきだし、妹の足をおもいっきり掴み自分の方に引きずりよせようとしたのです。急に体が自分の意思とは無関係に動き出した事に驚き、動きを止めようとしますが、全く止まりません。しかも、体は動きを続け、なぜか妹の下の寝巻きを脱がそうとするのです。自分の体はいったい何をするつもりなのか。僕はさらに焦りだし体を止めようとします。すると、ぱっと画面(視野)が変わりました。それはさっきと同じ、こたつで妹と寝てて起きた瞬間でした。

夢だったのか。僕はその事に安心し、一息つきました。そして、さっきと同じように時計を見るとまたさっきと同じ時間でした。ただ、自分の体がこたつから出ていた意外、さっきとまったく同じ状況に驚くも、さぶさからとりあえずこたつに入ろうと足を入れようとしました。

すると今度は足をこたつに入れるのですが、入れるとまた足が勝手にこたつから出ていくのです。また、勝手に動いてる。たださっきと違い妹に被害を与える動きではなかったので、まあそんなに気にする事でもないか、と感じ軽い力で足を入れ換えそうとしました。

4回ほどその行動を繰り返したとき、僕はふと違和感に気付きました。それは足がこたつから出されるとき足に何かが触っている感触がすると言うものでした。んっ?不思議に感じ、その時になって足元に目を向けました。

何だこれ?暗闇に慣れた目に黒い髪が見えたのです。そして、それをよくみた瞬間、正体がつかめました。そう、そこには見知らぬ女がいたのです。顔はながい髪で半分がかくれ、そしてぐちゃぐちゃで血まみれていました。それを理解した瞬間に恐怖が一気に体を支配し、さっきまでこたつへと動かせていた足を含め、体がまったく動かなくなってしまったのです。

僕は必死に体に力をいれますが、まったく動かず、女性の方は這うようにして顔の方に迫ってくるのです。そして胸のところまでそいつがやってくると、恐怖は頂点へとたっした。もう、死んだ。そう感じ諦めた瞬間にまた、画面が変わった。するとまた、最初の状態だった。もう、いやだ。僕はついに怖さから妹を起こし、自分が寝るまで明かりをつけて起きていてもらいました。そしていつの間にか寝ていたのか朝になっていました。文章力がないので、いまいち伝わりにくいかも知れませんが、僕に取っては本当に怖く不思議な体験でした。

今でも考えます。最初の二回はただの夢で、夢のなかで夢からさめ、そして怖い夢を見たのか。それとも最初だけ夢で、女性のは本当で、自分はそこで気絶したのでは。そして最後に、いまだに夢のなかから覚めてないのではと。

これが、僕が体験したと感じている?出来事です。

怖い話投稿:ホラーテラー アスミスさん  

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