中編5
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そこに地蔵がある意味

これは、ほんの少し霊感の強い俺の話・・・

いつものように口うるさい母親におこされて

いつものように行きたくない学校に足を向け

いつものように友達と遊ぶ

いつもとなんら変わらない日だった

その日も6時という門限を過ぎても遊ぶ俺たち。

今帰らないと怒られるけど今は、ゲーセンで  格闘ゲーム中

そして、18:07の針を時計が示した頃一人の友人が

「俺んち今日とまんない?」

そんなことを言ってきた。

「いいね」と4人中3人が賛成

俺もその場の雰囲気に流され思わず、賛成してしまった。

今、思えばこのまま家に帰りさっさと寝ればよかったんだと思う

でも、その時は友人と遊ぶことがなにより楽しかった。

7時

帰ってくるのが遅いと母親の説教を受け、友人宅に泊まると報告したことにより、また説教・・・

8時集合となっていたが当分間にあいそうにもない

そして、8時を過ぎ8時30分の針がなったところで母親の許しがおり

車で送って貰うことになった。

確かに一キロ以上歩かないと、自販機にもありつけないこのドドドドドド田舎は、電柱など殆どない

そんな道を一人で歩けって言われると高校二年の俺でもかなり怖い

友人の家はかなり近いハズなのにこの日は、

ヤケに遠く感じた。

友人宅に行くまで特になにもなく、いつもと変わらない道だった。

しいていうなら同じ格好をした女に二回あったことだろうか?

この時は、気にもとめなかった。

友人宅

車からおり母親をみをくりベルをおす。

「ピンポーン」

「ピンポーン」

「ピンポーん」

出ない二階明かりが付いてんのになぜ出ない

そしてもう一度

「ピピピピピピッピピピポーン」

と連打した。

そしたら

「うるせーい!」

と掛け声とともに出てきた。

そして変な説教をうけた。

「AVみてんだよ!」

「知るかそんなこと」

と反論

友人の怒りがおさまったところで家に上がらせてもらった。

この日は母子家庭の友人は母方の方の親戚で不幸があったらしく家には誰もいない。

二階に上がれと指示を受けたので上がってみると皆そろってAV鑑賞をしていた・・・

「きも・・・」

「きもって言うな!

俺たちはこれがないと生きていけないんだ!」

「つうか根本的に性欲のない人間なんていないんだよ!」

なんかこの口喧嘩まけそう?

しかたない必殺技をつかうか

「お前ら18歳じゃないだろう!!!」

そして誰もしゃべらなくなった。

変態さんたちがAV鑑賞がおわったので、ゲームを使用となったのだが、

「ゲームのジャンルおかしいだろう!」

「ふつうここは、なんかモンハンとかしない?」

だれも喋らないそれもそのはず各自ヘットホン装着でモクモクエロゲをプレイ中

家でやれ、つうか何しに来たんだよ、今すぐ意味もなく窓から飛び降りろ

そんなことを思ってると

あきらかに怪しげなDVDを持ってきて

「よし、今から怖い話みるぞ!」

ってなった。

これは、インターネットの怖い動画をDVDにコピーした自作らしく、かなり画質の悪いのもあった。

そしてコレも終わりに近づいた

その時

「ちょっとまって」

といい動画を巻き戻した

「よくみてここ〇〇公園の茂みじゃない?」

「言われてみれば・・・確かに」

言われるまで気付かなかった。

この動画の内容は赤い服を着ている、居るはずのない女が、ずっと画面中央で遊んでる女の子を見ているというものだ。

「行ってみね?」

誰かがそういう事を口走った。

正直嫌だった・・・

でも若干興味があったでも怖い

そんな葛藤をしながら目的地についた。

「今から幽霊見つけた人に一万円」

幽霊に賞金がかかった

一人は、怖かったので常に2人以上でいた。

それから一時間ぐらいたっただろうか

幽霊探しなんぞ諦めて各自でいろいろしていた

そしたらほんの少し人より、霊感が強い俺は気配を感じた。

しかもそれは人間じゃない

自分の数メートル後ろに何かがいる

しかもその何かは、近づいてきている

後ろを振り向く勇気はない

確実に近付いている。

そして俺の真後ろで止まった

目の前にいる3人がいなければ漏らしそうだった

逃げなちゃと思ってるのに体が動かない

そして俺の真後ろの何かは肩に触れてきた本当に冷たかった。

今でも忘れない冷たさだ

そしてその瞬間体が動いた

「逃げろ!」

俺が叫んだことに皆驚いていたようだが、そんな事は、どうでも良く本気で走った

俺の普段の性格から俺がこんな事を言うのは、普通じゃないと

気づいたのか皆走りだした

息がきれるまで走った

後にも先にもこんな走るのはもう無いだろうと思うぐらい走った

走り疲れ、途中で息をきらしていると、

前方から赤い服を着た友人宅に来る前にみた女が現れた。

それは曲がり角を曲がって現れたわけでもなく

かといって空から降りてきたわけでもなく

いつの間にかそこにいた。

俺は息を飲んだ。

今ならわかるからだ、

友人宅に行く途中みた女

DVDにうつっていたあの女

そして肩をさわってきた女

これらが全て同一人物であることが・・・

ガクガク足の震えが止まらず今度は本当に金縛りにあったみたいに動かなかった

皆にも見えてるらしく

目を見開いていた

この時は、怖かったでも

「なん・・・たの」

とブツブツ聞こえてきたそれが何故かとても気になった

そして目の前にきて俺たち四人の顔を一人一人みて、最後の一人をずっと長いことみていた

そして「み~つけた」と言って

現れたときと同じようにいつの間にか居なくなった

俺たちは、呆然としておりしばらくたってから、一番近い俺の家に走って行った

家のベルを連打し母親が扉をあけると一斉に上がりこんだ

母親も俺達の様子が変だと気付き何があったのか聞いてきた

そして今まであったことを喋ると血相をかえて怒りだした・・・

母親の方がむしろ怖いくらいだった・・・

そして怒りが収まると説明をしてくれた

簡潔にまとめると

女の人は、祖母の同級生らしく祭りの前に川で溺れて亡くなったらしい

そして今は川は、埋め立てされあの公園になった

あの公園では、川の神様とその子を祀るために、石像と小さい地蔵が建てられた

という話だった

でも先日この地蔵の近くに大量のゴミが捨てられており、そのゴミが原因で地蔵がこわれたらしい

それを聞いたら、今日俺たちをお泊り会にさそった友人が血の気の引いた青ざめた顔になり玄関から走っていった

追いかけようとしたが

母親に止められた

次の日 その友人は家にいたがひどく怯えていた

「来る来る来る・・・」

とわけの分からない事を口走っていた

それからその友人は、精神を病んでしまい軽いうつ病になった

その友人の母も理由は、わからないらしい

でも近所の話によると毎晩、女の人がその友人の家の前に立ってるらしい

お泊り会にいく途中二度もあの女にあった理由がわかった・・・

長文失礼しました。

今は、この友人元気です。

地蔵をちゃんとして生前、好きだったりんごをあげてちゃんと謝ったら出てこなくなったらしいです。

ありがとうと言われる夢を見たそうです

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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怖い!

最後はいいオチで良かった〜♪

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