短編2
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真夜中の階段の音

どうもヒデです。

2本目の投稿です。

暇なら読んでやって下さい。

相変わらず文章は上手くないしそんなに怖くないのでご勘弁を。

この前黒髪の少女と黒い影の話をしましたが、別の方がやって来た話です。

俺は普段からバリバリ霊が見えちゃってますって程の霊感は無いです。

でも偶然、波長が合うと感じるというか見えたりその存在に気付いてしまう事もあります。

俺が大学生の時、必死に卒論を夜中まで書いていました。

ある程度の目処がついたので、そろそろ寝ようと床に着いた時でした。

ギシ…ギシ…

誰かが階段を昇る音がする。

その日は疲れていたし、まだ誰か起きてる位にしか思わず寝てしまいました。

しかし、翌日も卒論を進め同じ位の時間に寝ようとすると

ギシ…ギシ…

また階段を昇る音がする。

そして今度は

ズル…ズル…

と引きずるような足音が部屋に近づいて来る。

何かおかしい事に気付く。

今日は皆寝たのを確認してる。

電気を消して最後に2階に上がって来たのは、他ならぬ自分だ。

そんな事考えてる間に足音は部屋の前で止まる。

部屋のドアは開けっ放しにしてある。

何かはわからないが、この世の者ではないもの確実にいる。

俺の視界の端に白い何かがチラつく。

見ないように目を閉じる。

すると突然の金縛り。

耳元で荒い息遣いのようなものが聞こえる。

やばい!かなり近い!

と思い目を開けてしまうと、横からもの凄く近い距離で俺の顔を覗き込む色白の痩せこけた男がいる…

目を見開き何もできない俺を凝視している。

しばらくすると

「こいつじゃない…」

とボソッと呟いて消えた。

何か知らんけど助かった…

それ以来その霊は現れてはいません。

誰を探しているのかはわからないが、もう来ないで欲しい。

怖い話投稿:ホラーテラー ヒデさん  

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