短編1
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カメラ

15年以上前の話。怖くはないがこういう事もあるんだなと思った話。

当時(今もだけど)工事現場で働いてた。いわゆる現場監督。

そのころはデジカメじゃなくフィルムで現像出すカメラしかなかった時代。

工事写真撮りながら、たまにふざけて同僚やら先輩の写真撮るわけ。

んで、先輩で絶対写真に写りたがらない人がいて、逃げたり図面で顔隠したりするわけ。

ある時ふいをついて写真撮ったんだけど現像出してもその写真が見当たらない。

ネガ見るとそれらしい写真はあるんだけど。

現像屋さんはやばい写真はやかないらしい。

こちらで対処するからと言って、やいて持ってきてもらった。

先輩、首がなかった。

頭があるべき位置より10cm程上にあって、首がなく背景が見えてた。

「○○さん、やばいすよ、この写真。お祓いした方がいいすよ」

先輩笑顔で

「ふ~ん、ほっといていいよ。」

「え”・・・」

その先輩、社内旅行とかにも一度も来たことがない。

写真撮られるのいやだったわけね。

多分100発100中なんだろうな~。後でそういうことなんだな~と思った。

写真に撮られずに生きていくのは辛いだろうなあ。

結婚式とかどーすんのかな~。

最近はビデオカメラとかあるしどーなんのかな~。

色々考えてしまう。

怖い話投稿:ホラーテラー akiさん  

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