短編2
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空き家

先日見た夢です

読みにくい文章ですがご了承ください

友人4人(A子、B、C)と遊んでいて近くにある少し気味の悪い空き家の話になりました

普段気の弱い私でしたが友人と一緒ならという軽い気持ちでその空き家に入ってみることにしました

人が住まなくなってどのくらいたっているかは分かりませんが埃も多く部屋はちらかっていました

何部屋か探索し、一番奥の部屋を覗きました

そこは2畳くらいだったでしょうか、狭い部屋に大きなガラス戸、大きなソファーがあり、それだけの部屋だったのですがそこだけなぜか埃もなく綺麗でした

気味が悪くなり帰ろうとBの手をひいて戻ろうとしました

戻ろうと方向を変えたとき、何かが通りすぎました

白いワンピースを着た女の子でした

「ひぃっ」

思わず悲鳴をあげその場から早く逃げないと、と思ったのですが、その子は床に何かをひろげました

A子は怖がることなくそれを見て手にとりました

裁縫箱でした

「縫い物をするの?」

A子が聞くと女の子はうなずき針を取りだしその針をなんとA子の足に突き刺したのです

不思議とA子は痛みを言うこともなくただ女の子の縫い物の手伝いをしているようでした

私はBの腕をつかんだままただ恐怖に震えていました

BもCも言葉なくただA子と女の子を見つめているだけでした

女の子が私に向かって

「このとおりに作って」

と、紐のようなものと紙を渡してきました

震える手で受けとり、その紙を見ながら手伝いをしました

出来上がりは首吊りのときに使う輪のあるロープのようなものでした

ふと壁を見ると時計のようなものがありました。ただの時計ではなく残り時間を示すカウントを表すものでした。女の子の顔を見ると残り時間が少なくなっているからかだんだんとイライラしているような険しい顔に変化していくようでした

残り時間が0になると解放されるのではと期待をもちながら紐を結んでいました

時計が0の表示を示し点滅しました

思わずほっとためいきをつくと女の子は私の手から紐を取り

「残念。これをあなたの首につけてあげる予定だったのに…」

よかった…解放されるんだ…

私は友人たちと玄関に向かって歩き出しました

玄関の扉に手をかけた時後ろから女の子の細く冷たい手が私の首にかかりました

ゴキッ

目の前が真っ暗になりうすれゆく意識の中で鈍い音を聞いた気がしました…

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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