短編1
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風呂

僕は部活から帰ってきた。

リビングには母が一人。

汗をかいていたので、すぐに風呂場に行った。

風呂が入っていないことを確認して、掃除もせずに、お湯を張るボタンを押した。

風呂場とキッチンにお湯を入れたり、おいだきするための機械を設置していたので、二カ所で

「湯張ります」という機械の冷たい声が聞こえた。

脱衣所で着替えようとすると、サッサッサッサッという足音が聞こえ、脱衣所のドアが、ダンダンダンダンっと叩かれた。

僕は、母親に湯を張るスピードが早すぎることから、掃除をしていないという事がバレてしまい、止めに来ているのだろうと思った。

しかし、僕はしんどかったので、無視して風呂に入った。

風呂に入っている間にも、ダンダンダンダンという音は止まなかった。

風呂から出る頃には音は止んでいて、僕は風呂から出て、リビングへ行った。

リビングには、母が帰宅した時と同じ格好でテレビを見ていた。

母に、さっきのはドアを叩き過ぎだろう、と冗談半分で言った。

しかし、母はポカーンとしていた。

聞くところによると、母は湯を張る事も知らなかったようだった。

もうすぐで、風呂掃除をしていない事がバレる所だった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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