ダイヤモンドクオリティニッポン

短編2
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ダイヤモンドクオリティニッポン

俺は昔からオカルトが大好きだった。

どうしてもオバケが見たくて、いろいろやった。

しかし所謂、霊感が無いのだろう。俺は何も見えない。

そんな中で、初めて心霊スポットでビビった話を投稿しようと思う。

仲間3人(俺含む)で地元からちょっと離れた心霊スポットに行った時の話だ。

何十年も前から何度も建物が建て替えられるが、その都度

『アソコには幽霊が出る』

と言われ、何をやっても廃業に追い込まれる土地がある。

付近の住民に聞いても嫌な顔をするばかりでその土地については何も喋らない。

これは幽霊が見れるかもしれないとwktkな俺は使い捨てカメラでその廃ホテルで写真を撮りまくった。

(心霊写真撮れたら記念に額に入れて飾ろう)

そう思っていた俺の肩に背後からガシッと手がかけられ、ビクッ!となった。

後ろを振り返ると目の焦点が合っていない、物悲しい表情の金髪でリーゼントなDQN(以下 武丸)がユラユラと立っていた。

この臭いは…

どう考えてもシンナーです

本当にありがとうございました

俺『武丸、お前大丈夫か?』

武丸『オバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケが』

仲間『おい、あんまイジるなよw』

俺『武丸はオバケ見たんか!?』

武丸『オバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケがオバケが走った』

俺『走っただと!?

どこにおった?』

武丸『ゴキュッゴキュッ』

シンナー飲んじゃったよコイツ…

その途端、武丸が床をのたうち回りだしたもんだから、我々のパーティーは廃ホテルから全速力で脱出して公衆電話(当時は携帯持ってなかったw)から救急に通報した。

面倒に巻き込まれるのがイヤだったので仲間の車を回収した後、救急車を追跡した。

病院に着くと武丸は既に有り得ない顔の色をしてるのが見えた。

仲間『かわいそうに…』

俺『武丸はオバケ見たから取り憑かれたんやろうな…』

仲間『助かるといいな』

俺『生き残れたら、更正してほしいね』

仲間『ああ…』

俺たちはコンビニでビールを飲んで解散した。

やっぱりオバケって怖いですね~。

さっきまで元気だった武丸が紫色になってるのを見たら、心霊スポット巡りはやめようと思いました。

皆さんもふざけて心霊スポットに行ったら、大変な目に遭いますよ!

武丸の様に…

怖い話投稿:ホラーテラー キタコレ兄さんさん  

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