短編2
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実家の末路(終)

まず、投稿の間隔があいてしまったこと、幼稚な文章力で上手くまとめれなかったことをお詫び致します。

続きです。

そして部屋の証明が切断されました。

その瞬間

暗闇と恐怖の中に悲しげなメロディーが流れます。

私達は動けません。

少しの間、なにかに魅入られたのかもしれません。

冷静になったところで体も動き、私は携帯の明かりをつけました。

Uの持っている人形は、足元の小さな円盤を軸にしてクルクルと回っています。

そして寂しげなメロディーを奏でています。

人形はオルゴールだったんです。

耳をすませば本棚からもメロディーが聞こえ、同調し共鳴しあう人形に私達の恐怖心は極限に達しました。

オルゴールを棚に戻し、1階のリビングに駆け下ります。

私達は初の現実離れした現象に、興奮していました。

数分後、落ち着いた所で停電の原因は私の部屋だけの小ブレーカーが落ちていたことがわかりました。

ブレーカーを上げ、意を決して部屋に戻ると2つの人形は寄り添うように並んでます。

「離れたくなかったんだ…」

Uが口に出しました。

なぜか私もTも同じ感情を持っていました。

何十年も寄り添い、そこに居たフランス人形は自分の意思を持つようになったんでしょうか?

これが私達が経験した不思議な出来事です。

後日談ですが

父親にこの体験を話したところ、神妙な面持ちで1枚の肖像画を出してきました。

そこには双子と思われる10歳前後の少女が椅子に座っています。

膝の上に綺麗なフランス人形を抱いていました。

それは、間違いなくあの人形達だと思います。

父親の話では、この家の持ち主は外国の方で別荘として使用してたとのことです。

30年程前に事故で娘を失い、この別荘も手放したそうです。

父親が家を購入した経緯や理由も聞かせてもらいました。

文字数の関係で割愛しますが、私達が想像していた『いわく』は間違いなくこの家には有りました。

今も人形達は部屋の本棚で寄り添っています。

これから先、私達の家族に害を及ぼすかは、わかりませんしお祓いもしていません。

中学生ですので家を出るのはまだ先の話です。

私は人形達と共に、この実家の末路を見届けようと思います。

私はあのフランス人形にまだ魅入られてるのかもしれません。

怖い話投稿:ホラーテラー さとしさん  

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