中編3
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地方新聞販売店のお話

5月24日、朝の投稿話に新聞屋さんの【鋏姥】というお話を読ませていただきました。

私も地方新聞販売店に勤めており、新聞屋さんの【鋏姥】ほど怖くはないかもしれませんが、お時間がありましたら読んでいただけたらと思います。

私は地方新聞販売店に勤めて9年目になります。

午前3時〜8時まで勤務し仮眠休憩をはさんだ後、午後13時〜20時までの勤務になっています。

朝の配達準備から、顧客データ管理、当日・翌日の折込広告準備、夕刊準備、DM管理、集金管理、チケット代行販売、関係書籍販売などが主な仕事です。

私の体験は集金業務の際でした。

毎月集金日時が決まっていたある男性客の家に時間どうりにいくと、いつもは必ず出てくるハズなのに応答がありません。

玄関側の部屋には明かりがついていたので(?)とは思い再度チャイムを押すも応答なし。

(仕方ない出直すか)と思い、スクーターを停めていたベランダ側へ戻りました。

そのマンションはワンルーム専用で男性客の部屋は一階、ベランダは鉄柵ではなくコンクリート壁みたいなタイプ。

ベランダ側の窓は上半分しか見えません。

ベランダ側部屋は明かりはついていませんでしたがワンルームの為、玄関側部屋の明かりがうっすら突き抜ける感じ。

何気なく見ると窓際に男性がいたので(アレ?居るじゃん)と思い、〇〇さ〜んと呼ぶも返事なし。

再度〇〇さ〜んとベランダ越しに近づいたらカーテンレールにヒモをかけ首を吊っていました…

その後何かと大変でしたが、うちの販売店ではそう珍しくないのが実状です。

他の販売店はどうなのかはわかりませんが、うちの場合、事前に止めの連絡がなく新聞受けに新聞が3日たまっていたら一旦止めてお客様に連絡をします。

急な入院、外出をされる方もいますが、中には病死や自殺というケースもありました。

夏場に3日間たまってると配達員から連絡があり様子が変だから一緒に来てと言われ訪問すると病死なさっている方もおられました。

ある集金人のおばさんはお客様(高齢のお婆さんと50代の息子さん二人暮らし)の家に集金に伺うと、いつもはお婆さんが出てきて集金がてら玄関土間で世間話をするのが常だったらしいです。

ですがある日を境に息子さんが出るようになり(お婆さんは?)と聞くと入院したとしか答えない。

お金も玄関引き戸を少し開け手を出し、渡されてすぐ閉められるそうで、中には人付き合いを嫌う方もいらっしゃるのでそこまで気にしてなかったらしいです。

3ヶ月を過ぎた頃、お婆さんの様子を聞いても同じ答えしかしなかった息子さんが集金に行っても出て来なくなり、玄関横の物置棚にメモ付き封筒にお金を入れて置いてあったそうです。

翌月も同じで不思議に思い近所の方(裏のお家)に何となく聞くと(最近異臭がする、噂になってる)と聞いたそうです。

案の定、数日後ご近所さんからの通報で、警察が玄関から一番奥の物置部屋に布団に寝た状態のまま亡くなっていたお婆さんが発見されたらしい。

その家は古いお家で、かなり以前から庭から玄関先までガラクタかゴミのような物が積んであり、少なからず臭いはあったので集金のおばさんは異臭に気付かなかったらしい。

その後の調べで、息子さんはお婆さんの年金が目当てでご遺体を放置していたらしいです。

…過去数年の間で自殺発見4件、病死発見2件、事件1件…

当店の所長いわく(昔はこんな事はそうそうなかったが…景気の悪さも関係はあるだろうな…)との事。

…長々書いてしまいましたが、最後まで読んで下さってありがとうございました…

怖い話投稿:ホラーテラー 地方新聞屋さん  

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ご苦労様です。