短編2
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醜活

就活生のオレはいまだに内定が取れず色んな企業の選考に足を運んでいた。

んで無理だろうと思っていたそこそこ大きめな(地元では)企業から内定のメールがきた。

信じられなかった…元々敷居の高いところってのと

面接官の態度や質問が圧迫面接なんてレベルじゃ済まされない程クソで、

口論して部屋を出て行ったからだ。

大人げない事したなと後悔してたが、逆に評価されたのかと思い何とも言えない気分だった。

そしてメールで歓迎会でBBQやるから来いと連絡がきた。

同期の人間の顔も見たことないし凄く楽しみにして現地の河原に向かった。

かなりの人数が集まっていてオドオドしていると口論した面接官が

「お、○○君!こっちこっち。」と手招き。そこには同期らしき人間が並んでいた。

「初めてだし自己紹介は恥ずかしいだろうし俺から簡単に説明するね。」と

端から順に面接官が紹介していった。

最後に俺だった。

面接官「コイツが面接中にキレて出て行ったアホw個人的に教育したくて嘘の内定メールだしたら本当に来てしまったみたいですw ○○君よくわかったかぁ?あんま調子乗るとこうやって恥かくから気をつけろよw」

そいつは俺に交通費と称して5千円札を握らせると「釣りいらねーからw」と一言。

周りからは「カッコイイぞw」だの「やりすぎだろw」だの野次が行き交っていた。

俺は恥ずかしさと怒りでパニックになりながらその場から逃走。今は就活する気起きない。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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