大震災(ほぼ怖くないです)

中編3
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大震災(ほぼ怖くないです)

3月11日の忌まわしき大震災の時の怖くはないがちょっと奇妙な話です。

ちなみに投稿するの初めてなんで文章の悪さは大目に見て下さい。

3月11日僕は仕事場で被災しました。

明らかに今まで経験した地震とかけ離れ過ぎて、揺れが収まった後も足をガクガクさせながら呆然としていました。

その後すぐに嫁に電話をしたのですが全くつながりません。

そうこうしてるうちに、上司から「とりあえず今日は帰って明日の事は各自に連絡する(土曜日も仕事)もし連絡ない場合、月曜日に来れる人はいつも通り出勤してくれ」

その後大急ぎで自宅に向かったのですが、何回かけても繋がりません。

繋がらないならまだいいのですが、呼び出してるのに出ない時があり、生まれて初めて冷や汗というものを経験しました。

なぜかと言うと、時間的にちょうど1歳になる息子が毎日お昼寝をする時間だからです。

昼寝してる部屋には、嫁が実家から持ってきたかなり大きく、がっしりとした洋服タンスが二個置いてあり、更に五階建てアパートの最上階です。(高台にあるので津波の心配はありませんでした。というか津波の恐さをその時は知りませんでした)

車の中で崩れた家を見ながら、あ~地震てこうやって死んちゃうんだ~とか、可哀想だな~とか、自分の家族が危険な状況にいるかもしれないのに、なぜか他人事のような感覚もありました。

そうこうしているうちに家に付き、玄関を開けるとまず目に飛び込んだのは、バラバラになった下駄箱、有り得ない場所にある冷蔵庫、全部落ちた空の食器棚でした。

あの時はホント胸が苦しくなり、動悸が激しくなって倒れたものを押しのけて、息子と嫁が寝ているであろう部屋に向かいました。

乱暴に扉をあけ、中の様子を見て愕然としたのを覚えています。

タンスが綺麗に倒れ、息子の布団が倒れたタンスから少しだけ見えました。

血の気が引いたのがリアルに分かりました

大声で家族の名前も呼ばず、「ふざけんな」と呟きならがらただただタンスをどかす作業に没頭してました。

あらかたどかし終わると、幸いにもタンスの下に嫁と息子はいませんでした。

全身の力が一気に抜けてその場に座り込んでしまいました。

今思うと腰抜けたのかな?

急いで外にでて、周りを探すと「○○ちゃん!」と聞き覚えのある声がしました。というか、僕を「ちゃん」付けするのは嫁だけなので、振り返ると同時に涙が溢れてきました。

僕の第一声は泣きながら「昼寝してないじゃん!」だったそうです。。。

前振りが長すぎましたが本題に入ります。

その日もいつもと同じように2時30分には、息子がグズり始めて寝かしつけに入ったそうです。

何分かして、息子が寝つき始めた頃なぜか今までにない嫌な感じがしたそうです。(嫁は自称霊感あり)

でも息子も寝つき始めたし気にしないでいると、台所からガタンと何かが落ちたそうで、すぐに直感的にここにいたらヤバい!!と思ったそうです。

慌てて携帯ももたず 家からでたのですがその直後小さい地震があり、瞬く間に馬鹿でかい地震に襲われたようで、僕と同じく足をガクガク震わせながら呆然としてたそうです。

ちなみに揺れてるなか、息子はニコニコしながら嫁の顔を覗きこんでたみたいです。

以上が僕が嫁から聞いた一番奇妙で一番真実味のある話でした。

でも今でも不思議なんですが、あれは母親の母性の力なのか、叉は守護霊が最愛の嫁と息子を助けてくれたのかは僕にはわかりません…

その後今更ですが、家具固定を早急に施したのは言うまでもありません

最後になりますが、3月11日の東北関東大震災で亡くなられた方に、心より御冥福をお祈りいたします。

読者の皆様、長文、駄文に最後までお付き合い頂きありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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