短編1
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分譲地にまつわる話

その町が出来てから約半世紀、駅前の1等地にはマンションや商店街、病院などがひしめきあっているが、それらに囲まれるように不自然な空き地があった。

私は子供のころ歯医者に行った帰り、その土地に足を踏み入れたことがあるのだが

なんとも言えない気味悪さを感じたことがある。

大人になるにつれ、その土地がどういうものだったのか少しずつ理解していき、子供のころの体験を納得した。

町の2か所には祠があり、悪いものがこないようにと結界が張ってある。

地主は売りたくても売れない土地だったのだ。

生粋の地元民はあの空き地は未来永劫空き地のままだと思っていた。

私もそう思っていた。

そこが、分譲住宅地となり新築のきれいな家がどんどん建てられ、人も住みだした。

家にまつわる怪奇現象って、こういうところから始まるのかもと思った。

何も知らない友人が、そこに住みたいなと言っていたので、「やめとけ」と即答した。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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