中編2
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四つん這いの霊

心霊好きの方なら一度は耳にした事がある方も多いと思いますが…。

『四つん這いの霊に追いかけられた!』なんて話がありますよね。

私も昔 心霊体験談の本の中で読んだ事があります。しかし 何故に四つん這いなのか?そして そんなのって本当なのか?恐怖心を煽るだけの演出だろうと思っていました。

本題に入りますが かれこれ20年以上前に友人から聞いた話です。

私の地元から西へ向かうと 関東地方では割と知られた温泉街があります。その温泉街から更に西へ山道を登ると 観光地にもなっている湖があります。

温泉街から湖までの道と言うのは 30のカーブからなるつづら折りの峠道なのですが そこで夜中に四つん這いの霊が 友人の運転する車に並走して来たと言うのです。

詳しく内容を訊いてみると ある日の夜に暇を持て余していた友人は ひとり湖へと車を走らせたそうです。

夜中の静まりかえった湖畔路を何周か走り 帰路についたのは深夜1時を回っていたそうです。

そして つづら折りの峠道を街へと下り30あるカーブの半分まで来た辺り(正確に言うと14番カーブ)に 車を4~5台停められるスペースがあり そのスペースの隅に一本の松の木が生えているのです。

友人の運転する車が14番カーブに差し掛かった時 ヘッドライトがその松の木を夜の闇に映し出しました。

すると 丁度その松の木の下に二十歳くらいの女の子がひとり佇んで居るのが見えて友人は『何故?こんな時間 こんな場所に女の子がひとりで…?!』と最初は不気味にも思えたのですが 妙に気になり車を停め声をかけたそうです。

友人『こんな時間に こんな所でどうしたの?』

女の子『…』

友人『女の子がひとりで こんなとこに居たら もし何かあったら大変だから街までなら乗せて行くよ』

女の子『…』

友人の親切心に何の応答もしない女の子に対し 少しキレ気味になった友人は…

友人『大きなお世話かも知れないけど 無視するんじゃねえよ!』

女の子『…』

呆れた友人はそれ以上声をかけず 女の子を置き去りにしたまま また車を走らせたそうです。

そしてまた いくつかのカーブを抜けた時 視界の隅に何かが映り確認すると 先ほどの女の子が 恐ろしい形相をして四つん這いの姿で 友人の車と並走していたと言うのです。

すみません 続きます…。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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