短編1
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携帯心霊写真

怖さはないかもしれないけど、

僕が実際に体験した話だ。

あれはauのカメラ着き携帯の1号が発売されて直ぐの事、

新し物好きの友人が早速カメラ着き携帯を購入した。

機種変更やら、細かい用事やらに付き合わされ、

時間はPM11時30程度になっていた。

夕食も食わずに用事に付き合っていたので飯くらい奢れよって事でロ〇ヤル〇ス〇に向かった。

適当に食事して、

ドリンクを飲みながらダベっていた時の事…。

不意に(触ってもいない)カメラ着き携帯のシャッター音が鳴った。

買って早々に壊れたか(笑)と言ったのだが、友人の表情は堅い。

どうした?と聞くと無言で写ったテーブルの画像を見せられた。

中央に青白い子供の手が写っていた。

時刻は0時00分きっかり。

僕は「何か仕込んだろ!?」

と言ったがよく考えればそんな暇はない。

とりあえず、食卓の食塩を体にふった。

一人で食事していたおじさんが変な風な顔をして見てたので 滑稽にみえたろうが、必死だった。

翌日、自称・祓い師の家系の女の子の所へ付き合わされた。

子供は友人じゃなく僕の方にきてると言っていたが、

さほど気にならなかった。

だってその子がインチキだって大々わかったから。

友人の肩あたりにまとわりついてる薄気味悪い赤ん坊が見えてないのだから…

その友人とは現在音信不通となっています。

怖い話投稿:ホラーテラー 新聞屋(今日まで)さん  

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